「胸キュン」。さらにシュッとしたものを
こんにちは。イラストレーターの大嶋奈都子です。
先日、5月1日に毎日新聞本社・毎日ホールにて開催された、平野啓一郎さんと別所哲也さんのトークショー「40代を生きる」に行ってきました。
noteにて更新中の「マチネの終わりに」のコラボ企画の関係でトークショーのご連絡をいただき、これはと思い会社が終わってから直接伺うことにしました。
トークショーは小説「マチネの終わりに」の制作話や、舞台や映画のお話、別所さんと平野さんの年齢感覚についてなどなど、会場は最前列に女性が多かったからか、「ふふふ」と笑顔のあったかい雰囲気にの会場でした。
中でも私は「マチネの終わりに」の登場人物・蒔野と洋子の会話を、別所さんが「胸キュン」と表現されているのが印象的で、制作話にあった「今の人たちは『うんざりしている』『つかれている』」という現代に漂うガスみたいなに雰囲気に「胸キュン」という言葉が、なんか目の前をシュッとゆく流れ星みたいに感じました。
たぶん、わたしが会社に向かう電車の中で毎日「マチネの終わりに」を読んでいて、ホームからホームへ、乗り換え猛ダッシュする中で小説を読んでいるので、より『うんざりしている』『つかれている』状態だからかもしれません。。だからこそ、蒔野と洋子のお互いを思い合う「胸キュン」の会話が
シュッと流れ星に感じるのかもしれません。
今回のトークショーとは別の話になってしまいますが、大学時代、よく好きな作家やデザイナーなどさまざまな方のトークショーに行っていました。
理由は、大きな存在で自分から遠い位置にいるイメージ状の作家さんを、ちゃんと輪郭くっきり人間のサイズ感で知りたい、というのがあったからで、トークショーの内容と作品はもちろんですが、実際の体のサイズ感や、話すときに繰り返すクセや、会話の中からポロッと漏れる「先月、ぎっくり腰になってさ・・・」的な言葉だったりが、人間のサイズ感で作家の方を知れる気がしていて、なんか好きでした。
今回もトークショーの後のお話だったり「胸キュン」だったり、お二人のお話を文章で知るのとはまた別の情報を肉付けして知れたような気がしました。
平野さんがトークショーの中でおっしゃっていたように、私も来年のコラボ企画の展示は「うんざりしている」「つかれている」から解放されるような作品展示を目指して制作できたらと、考えています。
シュッとしたものを。
追記:
文章下手ですみません。いろいろ感じたこと、思ったことはあるのですが、書くクセと頭がないのでなんともこう、長くなってしまいます。
だから、イラストで表現の活動をしているんだ、と思います。。
#マチネの終わりに
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