手紙の返信のように その10
こんにちは。イラストレーターの大嶋です。
平野啓一郎さんの連載小説「マチネの終わりに」コラボ企画に参加することになり、4月の渋谷ヒカリエでの展示に向け、もりもり更新しています。
毎朝noteに更新されていた「マチネの終わりに」に、手紙の返信を書くように、読んで思いついたことをイラストと文章で描くことにしました。
ちなみにイラストは樹脂スタンプで作っています。
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「マチネの終わりに」はこのスマホで通勤中読んでいました。
↑こちらは8章の36の画面。小説内の文章「必要なプロセスだったと思うようにしている」を読み、本当に必要かどうかはわからないけど、必要なんだと思い込むことに「座高の測定」を、ふっと思い出してしまいました。
↑こちらはそのメモ。
学生の頃、身長・体重と並んで測定した、あの座高の測定。。日本人のDNAを恨みながら、最大限に背中を丸めたあの無駄な努力。。
あの測定が今もあるのかはわからないけれど。。成長期の子供の発育状況を知るために必要なのかもしれないけれど。。思春期には地味に傷つくんだなぁ。
↑で、ひとまず完成。
↑こちらは8章45。
「その状況を、ただ嘆いているばかりではなく、むしろ生かす術を考えたかった。」という言葉。どんな屈強な環境でも、クレバーに視点を変え常に冷静にものごとをとらえ、洋子は本当に前向きで健やかな人だなと思いました。
とはまた別に、「Tシャツのしみ」を想起してしまいました。
↑Tシャツをコーヒーのしみで汚してしまったとしても、コーヒーで染めたTシャツ、と思い直そうと(若干無理矢理)。
しかも形が何故か岐阜県っぽくなった。
↑ひとまず完成。
展示まで1ヶ月ちょっとしかありませんが、そこは「展示まで1ヶ月もある」とあえて前向きにとらえて制作します。前向きに。
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