ヘングレを、逆再生してみた。
お正月から十五日さえも、すっかり過ぎてしまいました。
心も体もばたばたしていて年が明けた実感もあまりないまま、寒さだけが一段また一段と強くなっているような。。
そんな先日、街を歩いていたら、見られるのはまだ少し先のはずのあの花が…
フユザクラという寒桜でした。
薄ピンクの小さな花弁がポワポワと。
なんだか一気に気持ちが緩んで、ああ、もう少ししたら春の順番が回ってくるんだよねと、心の奥の緊張がやっと解けたような気がしました。
で、noteも進めなくっちゃと、思えた次第です^^
えーっと、逆再生ってどーゆーこと?
と思われたそこのあなた。
覗いて頂いて、ありがとうございます。
昨年12月のコンサートではですね、ヘンゼルとグレーテルのオペラをハイライトで紐解いたあとに、なんと、序曲を締めとして聴いていただいたのです。
オペラの前奏曲といえる序曲なのに、なぜフィナーレに?!
というのも、オペラ「ヘンゼルとグレーテル」の序曲には、
しあわせな場面のモチーフ(メロディ)
が散りばめられているのです。
せっかくなので、
そのモチーフを皆さんにも掴んでもらいたい!
なんか聴いたことあるかもー♪が次々現れる、音楽(メロディ)の追っかけ方を体感して頂けたら!!
クラシック音楽やオーケストラの音楽を、ちょっと身近に感じていただけるかも!!!
ということで、物語を辿りながらモチーフの出てくるシーンを歌って(ヤマハの歌や童謡も合わせて楽しんでいただき)、最後に序曲を連弾で演奏しました。
通常では考えられない演奏順。
でも。
くおどりべっとの目指す「クラシック音楽をもっと身近に」の信条には反してないよね、と今回チャレンジしてみました。
終演後、お客さまからおもしろかった!わかりやすかった!のお声に、やっとほっと一安心。
9月の【アルマリウム】公演でのハイライトとは、また違った側面からオペラの魅力をお伝えできたかな。
こんなふうに音楽をお客さまと共有していきたい。
これからも私たちらしいコンサート創りを、追い求めていきたいと思います。