お調子者の実は過酷だった今までの人生①
育児について
2日前に24歳になりました。
僕には、専門学生2年の妹、小5、小4の弟がいる。妹はずっと一緒で全部血が繋がっていて、弟は半分違う。
弟が生まれたのは、中1、中2の時で、その頃の僕は、バスケ部に入って、朝晩部活に励んでいたバスケバカだった。
しかし、生まれる前に、父親が企業をし、家族はとても忙しかった。父母ともに、共働きで、妹は小学生。生まれたばかりの弟の面倒を見る人は中学1年生の僕しかいなかった。
レギュラーになりたい一心で練習をしていたが、弟の面倒や熱や風邪などで、遅れたり、休むことがしばしばあった。
オムツ替え、ミルク、夜泣き、送迎など普通にこなしていて、反抗期真只中の僕は反抗する時間さえ無かった。
よく、弟を連れて、公園や、動物園、トミカ博など連れて行った時に、第三者からは「偉いね」なんて言われる。あの頃は周りの人はなんて優しいんだって思っていたけれど、今思うと、別に偉くはない。
これは、現在の子持ちの方々に言えることだけれど、育児をすることはごく当たり前のことで、そこに「参加をしているんだ」と思っただけで、家庭に綻びが生じる。
そりゃ、お気に入りのTシャツがゲロまみれになることも、夜泣きで全然寝れずに、永遠に抱っこして、腕が筋肉痛になることも、一緒に風呂入って、自分が洗っている時に、溺れかけて、目沁みながら助けたことも、どれも大変かもしれないけれど、一緒に生きているって思っていれば、全て容易いことだと思う。
だから、育児放棄して、子供を死なせてしまう悲しい事件が起きているのは、育児に参加している。やらなければならないって思っているからなんだと僕は思う。
そんなこんなで中学2年生の僕は、練習に参加できなかったけど、送迎してから、朝練やら、居残り練習してたら、スタメンに入って副部長やっていた。
そして今では、実家に帰ると、あの頃は「にいに」なんて呼んでいた二人は「夏樹!!!」と呼び捨てで呼んでくる。まぁ可愛いから許そうか。