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三菱重工はどこまで株価が上昇するのか

先週は、トランプ前大統領への銃撃事件や、
バイデン政権の半導体規制強化等により、
乱高下した相場となりましたね。

一方で、もしトラから確トラ等で、
次期アメリカ大統領がトランプ氏ということになれば、
各国さらに自国で防衛費を増額し、
自国で守ることを要求される可能性が増し、
これにより防衛関連の銘柄が上昇しています。

前回2016年にトランプ氏が勝利した時に上昇した銘柄を振り返っておくと、
やはり米国株でも、防衛関連銘柄が上昇していました。
具体的には、
RTX、ボーイング、ロッキード・マーチン等です。

また他の分野では、
モルガン・スタンレー、キャタピラー、ユナイテッド・レンタルズ
等も上昇していました。

ただ、現在はトランプ氏が優勢と見られていますが、
当然民主党もこのまま指をくわえて見てるだけでは終わらず、
バイデン大統領がダメそうなら、
他の候補者を立ててくるでしょう。

今のところ、カマラ・ハリス副大統領等が候補に挙がっており、
初の女性大統領となると、
注目されていくのではないでしょうか。

大統領選挙は本当にどうなるか未知数で、
2016年の時も、誰もがヒラリー氏だと思っていたところ、
トランプ氏が当選しましたし、
またトランプ氏になれば株価は大きく下落すると思われていたところ、
逆に大きく上昇する等、
市場予想がことごとく覆されることは良くあります。

また前回のバイデン大統領の時も、
元々は民主党内で、バイデン氏では勝てないと言われており、
民主党候補ですらおろされるのではないかという時期もあったところ、
蓋を開けてみると、バイデン氏が当選するというようなことにもなり、
まだ誰が大統領になるかを決めつけて、
銘柄を買っていくことは、リスクがあるのではないかと思います。

ただ、仮に誰が大統領になろうと、
今後の半導体需要が低くなることは考えにくく、
今後も引き続き半導体需要は
高まっていくことに変わりはないと考えています。

そして防衛に関しても、
ロシア、ウクライナ間での紛争も終わりが見えず、
またイスラエル、ハマスとの闘いも、
むしろ周辺国に飛び火し、拡大しているような状況です。

そして中国の軍事力の強化、
台湾有事のリスク拡大等も日に日に増してきており、
防衛に関しても、誰が大統領になっても、
予算を増やすことはあっても、
減らすことは当面無いのではないかと考えることができます。

そんな中で、日本株の中で、
防衛の代表格である、三菱重工業について今回は見ていきます。

同社の株価は既に大きく上昇しており、
ここから買っていくのはさすがに厳しいのではないか、
いや、防衛費は拡大傾向にあるので、
まだまだ上昇するはずだ、
等色々な思惑があるかと思います。

果たして、三菱重工は、ここからさらに買っていけるか、
あるいは逆に利食いをするべき時期なのか、
同社の今後の予想利益から、現在の株価は割安なのか、
それとも割高なのか見ていきます。

また適正株価はいくらなのか、
上昇余地はどこまであるのか、
リスクはどのくらいあるのかまで見ていきます。



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