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自己資本比率とは

今回は自己資本比率について書いていきます。


自己資本とは


そもそも自己資本とは何かから解説していきます。
自己資本との対義語で他人資本という言葉があります。

他人資本とは


他人資本は主に銀行からの借り入れであり、負債になるものです。
それとは逆に今回の自己資本は株主からの出資分や、
事業活動で得た利益の合計になります。

ですので自己資本というのは、返済義務の無いものになります。
銀行からの借り入れは、売り上げがどうであろうと
必ず決められた利子と共に返済していかなくてはいけませんが、
株主に対しては、株価が下がれば、
出資して貰った金額以下の値段で買い取ることができます。

よって自己資本は多ければ多い程、
企業にとっては倒産リスクが少なくなると言えます。

自己資本比率とは


そして自己資本比率とは、
自己資本と他人資本の合計に対する比率になります。
持っている資金のうち、銀行から借りてきたお金の方が多いのか、
それとも株主からの出資や、
事業活動によって得た利益のお金の方が多いのか
測るのが自己資本比率となります。

これも当然数字が大きければ大きい程、
会社にとって良いということになります。

銀行からの借り入れが返済できない時


会社が倒産する時というのは、
色々なケースがあるでしょうが、
多くの場合は資金ショート、
すなわち銀行からの借り入れが返せなくなった時です。

ですので、銀行からの借り入れが多い会社では、
いくら売り上げが順調に上がっていたとしても、
何かの拍子で売り上げが落ちて、
借り入れを返せなくなった時に非常に危険な状態となります。

ですので、できるだけ銀行からの借り入れは少なく、
持っている資金は、株主からの出資金かあるいは、
事業活動で得た利益、内部留保の資金が多い方が、
いざという時でも資金ショートになりにくいと言えます。

まとめ


投資をする会社を選択する時に、
売り上げや、あるいは持っている資金の量だけで判断するのではなく、
元々この持っている資金というのはどういった資金なのかを見極めて、
できるだけ自己資本比率の高い会社に投資していきたいものです。

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