遺書No.430 ダッチワイフ。
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2005.9.8
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遺族諸君、こんばんわ。
すごい奴を発見しました。
これは赤の他人の話。
ダッチワイフ誘拐男。
その名の通り、ダッチワイフを店頭から誘拐したという、ルパン3世も真っ青な偉業を成し遂げた男がいた。
ここで純粋無知、純真無垢な少年少女の為に、
ダッチワイフとは何かを説明しよう。
まず、ダッチワイフを辞書で調べた。
すると、
とかなんとか書いてある。
でも、これじゃ分かり辛いよね。
簡単に言えば、
人間の形をした等身大オナホール。
人形のアソコに穴が開いていて、そこにアレを入れてニャンニャンする為のものだ。
ただの人形ではあるが、ダッチワイフ開発者いわく、
だそうだ。もしも『性的な目的だけでお人形さんを使うなんて可哀相だ!』とか思った方は、押井守の『イノセンス』という映画を見てみる事をオススメする。
俺はダッチワイフを使った事も触れた事もないので正確な知識というモノをあまり持たないのだが、人形というのは魂が宿るような感覚と同時に、生が感じられないという二つの要素が交わった事により、他の物質とは違う恐怖が生まれる気がする。
いってみりゃ、存在自体が異質なオーラを醸し出している訳で。
申し訳ないが、ダッチワイフには一生お世話になりたくない。
いや、話がそれたけど。
アナタの周りに、かつてダッチワイフを万引きした人間がいるだろうか?
例えば、お菓子や本など軽くポケットやカバンに入る程度のモノなら、もしかしたら意外に経験者は多いかも知れない。
だが、彼は違う。
彼の脳内で働くなにがしイズムは、圧倒的にそれらの基準を凌駕する。
人間の体型とほぼかわらないダッチワイフに手をつけたのだ。
しかも堂々と店頭か持ち出し
『待てコラぁぁーっ!』
と追いかけてくるハゲオヤジもなんのその。
まさに駆け抜けて性春の如く、全速力で突っ走りダッチワイフをかっさらったのだ。
ちょっとやそっとの勇気や情熱でマネ出来るものではない。
まぁ、したくもなぃが。
ん?
何が言いたかったかって?
別に。
善し悪しでなく、単純に、すんごぃ事する奴がいるな、と。
ただそれだけの話。
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。