遺書No.799 お菓子を無料でGET大作戦!
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2006.9.18
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幼少の頃のとある休日の事でした。
部屋で寝そべっていたら姉が馬乗りになって、
「みーくん、口あけて」と言ってきたので、
素直に口をあけたら姉がおもむろに・・・
『 ペッ!! 』
とつばを吐いてきやがりました。
こんばんわ、みーくんです。
随分前の話になるが、俺の数少ない友人が、
「お菓子のメーカーに”美味しかったです!”と手紙を送ると、お礼にお菓子がいっぱい送られてくるんだよ!」
という話を持ちかけてきた事があった。
そんなうまい話が実際にある訳ないじゃん・・・と、正直その時は思った。
そして一昨年の冬。
普段チョコレートを買って食す事のない俺だが、
たまた明治製菓が発売した『ホワイトチョコレート』を食し、意外にもその美味しさに感動してしまった・・。
そして何年か前に友人から言われたその話を、
急に思い出したんだよ。
『果たしてあの話は本当だったのだろうか?』
不覚にも俺は、
『大量に送られてきたお菓子の山に埋もれる自分』の姿を想像してしまった為、
遂には『確認せねば気が済まず』という衝動にかられてしまった。
そして時は来たり。
早速、明治製菓のホームページを開いてみる。
「お客様の声」というコーナーがあった。
今どき手紙というのもなんだし、
というか面倒臭がりな俺に、
わざわざ手紙を書く気までは起きなかったので、
ネット上から思いを投じてみる事にした。
そのコーナーには会員登録というところがあり、
住所入力をしなければコメントできないようになっていた。
だが、その辺の手間が掛かるあたりが更に、
『お菓子をただで貰えるかも知れない奇跡』
の信憑性を感じさせてくれた。
まずは。
・・・とね。
我ながら恥ずかしい文章を書き連ねた。
本当は更に恥ずかしい美辞麗句と賞賛の嵐で埋め尽くしたのだが、さすがに正確な全文は省略させて貰う俺をお許し頂きたい。
そして同時に、
明らかに過剰と思われる執拗な褒め文句の中に、
純粋でありながらこの上なく卑しい大人の計算があった事実は否めない。
数日後、明治製菓から一通のメールが届いた。。
・・・やっちまった。
明治には【製菓】と【乳業】が存在するのだ。
普段あまり気に留めた事は無かったが、
そこで働く人にとっては重要な事。
俺はそこにある見抜けぬプライドを恥じた。
と、同時に淡い夢も消えた。(※こっちが重要)
特に最後の、
『いかがでしょうか。』の丁寧さがね。
甘いモノを造る人の優しさを滲まてるようで、
もうホント胸が痛い・・・。
夢見たお菓子の山は、未だ届いていない。
そしてこの夏。
明治乳業から毎年夏に限定発売されるヨーグルト味のスーパーカップ!
これはうまし。
みなさんにも是非食べてみて頂きたい。
さらに今日この話を思い出し、
リベンジとは言わないが明治乳業のホームページを開いてみた。
しかし、
その明治乳業のホームページには、
お客様の声の入力ページが存在しておらず、
この熱い思いは、未だ伝えられてはいない・・・