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遺書No.604 おっぱい。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2006.2.28
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自分のプロフィールとか書いたりする時、
「趣味」や「好きな食べ物」の項目ってあるしょ。
そこに『男』と答える女がいたなら、
多分だけど「スレてて格好いい」「ロックな女」みたいな評価されると思うんだ。
でも、同様に男がその質問に『女』と答えたら、
きっとかなりの確率でサムイか蔑まれるのは目に見えているよね。
これゎ一体なぜだろうね?


こんばんわ、みーくんです。


よく好きな女性のタイプは?とか、
男性のタイプは?って言う話する事ありますよね。

これって非常に答えるのが難しい。
だって見本みたいな人がいれば、
それは『あの人!!』とか答えられるんだけど、
多くの場合が出逢った事なくない?

それを細かくというか正確に表現するのって、
だいぶ難しいと思う訳。

だからやっぱ、
『芸能人でいうと誰?』みたいのが、
一番親切というか易しい表現になると思うんだ。

・・・ま、こんなのはどうでもいい事で。

実は今日俺が言いたかった事は別にある。
話はガラっと変わる訳なんですけどね。

それは胸の大きさについて。


オレはね。
胸は小さいほうが好きな訳なんだけど、
女性って胸の大きさに悩む人も多いじゃない?

確かに胸は女性の象徴の1つだから、
男性に例えるならばペニスのサイズで悩むようなものかも知れないし、『性の象徴』という捉え方をするならば気にするのは仕方がない事かも知れなぃ。

でも男性はペニスを比較する時、
その対象があまりにも少ない。
アダルトビデオを見てもモザイクがかかっているし、
男優だから大きくて当たり前、と一蹴して比較の対象にすらならない。

それに比べて、
女性は比較する対象のなんと多い事か!
ファッション誌なんかでは、
胸の大きな女性がモテるかのような
煽り文句を載せているし、
男性誌の多くは中身を開かなくても、
表紙がグラビアアイドルだったりする。

電車の中の週刊誌の吊り広告にも、
「スイカップ」だの「巨乳」だのという単語が、
否応なしに目についている。

街を歩いているだけでも夏が近づくにつれ、
胸を強調した水着姿のモデルの広告が目立つ。
さもそれが正しいかのように。

そうなると女性も何かしら考えるのは無理がない。

だけどね、
オレの周囲にも巨乳好きの男がいるけど、
好みや魅力に対する胸の大きさなんて、
パーセンテージで言えばたかが知れている訳なんですよ。

そうなんです。
多くの女性が悩む胸の大きさなんてのは、
「女の魅力」としてはたかが数%のシェアに過ぎない事なんだ。

つまりね?
オレが言いたいのは、

メディアが煽るそんな数%の為に、
自分の胸のサイズに悩むぐらいなら、
煙草の本数を減らすだとか、
文学小説の1冊でも読むだとか、
そちらに時間を割いたほうが、
女性としての魅力を高めるという意味ではとても有意義なんじゃないか?
ということだ。

無論、男がペニスのサイズで悩むのも同じく。

…いや、分かってるんですょ。
こんな事を誰が言ったところで、
メディアを通じ社会全体がその方向にでも変わらない限り何の解決にもならなぃし、悩みがなくなる訳じゃないと。

そもそも世の中の商業主義において、
『性』が占める重要度はとてつもなく大きいもので、
絶対になくならない市場だからね。

ただ、胸の小さな女性にしかない魅力も沢山あって、それがツボだと思ってる男性も沢山いる訳で、ただメディアが煽るのが一方に偏ってるから社会の男性全体がそうであるかのような錯覚が起きてるってのを、もっと声を大にして言いたい訳ですわ。

あ、でもペニスの小さな男性が好きって女性が同じくらいいるかどうかは、また別の話だけどね…。

・・・言ってて切ねぇ・・・(ノД`)


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2022.2.10
毎日遺書を書き始めた当時604日目の投稿内容。
自分にない武器に悩むより、自分が武器に出来る部分を探す、見つけて伸ばす方が遥かに魅力的なヤツになれるよね。めちゃくちゃネガティブなボクでもそれら分かる。それと、弱さを強さに変えるのではなく、弱さを強みにする方法を探すのも大事ね。


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ナツキのパパ@令和の父親アップデート作戦中!
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。