遺書No.195 旬感ドキュメント『タマの謎』 。
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2005.1.17
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今日書くのは、とある疑問である。
それは、タマについて。
タマといっても、キャッチボールをしたり、
打ったり投げたり蹴ったりするタマではない。
もっと柔らかく、もっと大切なタマでぁる。
タマの前に『金』がつくほど、
男性にとっては高貴で重要な、タマである。
僕は兼ねてより男性の一人として、
このタマは大いなる謎に包まれていると感じ続けてきた。
どんな点が謎なのか?
それらを一つずつ書いていこうと思ふ。
【疑問①】≪ 何故タマなのか ≫
まず、なぜタマなのか。
そこからしてよく分からない。
ひし形とまでは言わずとも、
例えば指のような形をしていても、
一向に差し支えないはずなのに、
どうしてタマなのか。
或いは、何もあのやうにみっともなく、
ブランブランとぶら下がってなくても良さそうなのに、
どうしてみっともなく露出しているのだろうか。
あ、これは収納袋のことになるか。
ともあれ、もっとコンパクトにまとまっているか、
もしくは体内に収納されていれば良いのでは?
男性の多くもそう思っているはずである。
【疑問②】≪ しかも2個ある ≫
これも大きな謎だ。
何故2個必要なのか。
自動補助タンクのように、
一方が品切れになった時の為にもう一方が存在するならば話は分かる。
しかしそうではない。
2個のタマは、どちらも同じ機能しか果たさない。
たとぇば、
なんてな事は、絶対に出来ない。
使う時は、右も左も両方一遍に使用されておる。
ならば!
最初から1個にまとまっていれば、
話は簡単ではないか。
どうしてわざわざ2個に分かれた上で、
シワシワ巾着に入っているのだろう。
【疑問③】≪ シワは許す。だがその裏に ≫
このオイナリさんに似た巾着袋自体もまた謎。
まぁシワが寄っているのは、
外気温の高低差に応じて収縮する為であろう、
と推理する事は想像に難くないので許す。
うむ、シワは許す!
だがしかし、巾着袋の裏っかわにね、
みたぃな感じでホヤホヤと生えているあの毛!
シワは許すが、毛は許せない。
お前は一体そんなところで何をしておるのだっ!
と問い詰めたくなる。
体毛と言うのは本来、
生えている部分および近辺を警備・保護、
あるいは保温する為に存在するはずである。
例えば髪の毛や鼻毛などは、
その役割をきちんと全うしている。
しかし、タマの裏に生えた数本の毛は、
何の役割も果たしてないではないか!!
さらに言うならば、
その生えている様子が、もしもだぜ?
カッチョ良ければまだ許せるのだよ。
だがあのタマ毛だけは、体毛のどこよりも!
一番情けない生え方をしているのだ。
・・・だが、逆上して抜きにかかると、
これが想像を絶するくらぃの激痛を伴う。
男性諸君はちょっと試せばすぐ分かる事なのだが、
とにかく1本抜くだけで涙がちょちょぎれる程に痛い。
本来の役割も果たさず、
見た目もひどくみっともないくせに、
いざ排除されそうになると、
意地になってしがみつきやがる。
まるでどこかのテレビ局の責任者みたぃだ。
(ちょっと社会批判。)
【疑問③】≪ 言わずもがな、あの激痛 ≫
毛を抜く時の痛みもさる事ながら、
タマ全体に強い衝撃が加えられた際のあの痛み!!
ゴルァァァァ━━━━━((゚Д゚))━━━━━
最大の謎は、当然あの痛みである!!!
この痛みばかりは、まさに筆舌しがたく、
どんな言葉を使おうにも文章で表現するのは至難の技である。
男性諸君にはクドクドと説明のしようもなぃだろう。
一度は必ず経験もあるだろうし。
・・・もし「生まれてこの方タマの痛みを味わった事がなぃ」なんて男がいるのならば、
是非お金を払ってでも経験して頂き、
男として、男だけが持つ、
あの痛みを知って欲しいと切に願う。
はっきり言って、
『そこまで痛くなくてもいーじゃんよ!!』
と声を大にして言いたい。
確かに人間の肉体というのは、
痛みがあるからこそ、
保護しようと気持ちが動くものかも知れなぃ。
とても大事なんだぜ?と、
自覚させる為なのかも知れない。
痛みは危険信号の役割を果たしているのだ。
・・・と、考えられなくはない。
理屈は分かる。もっともである。
思わず納得してしまう。
しかしっ!しかしだっ!!!!!
モノには限度があるだろうっ!!
痛すぎてショック死してしまったら元も子もないではいか!!
【総括】≪ タマは大事に ≫
20歳を越えて大人の社会に生きる今となっては、
タマに打撃を受ける機会も滅多にないのだけど、
少年時代にはしばしば『タマ直撃地獄』を味わったものである。
真冬にサッカーをしている最中。
これでもかって程に縮こまった彼にボールが当たり、
地獄のような苦しみを味わった記憶は、
今も消えるものではない。
まさに、声さえも凍り、
目の前が真っ白だか真っ黒だかになる程の痛みに襲われ、
なんとなく呼吸さえも困難になる。
我をつくりたもうた神へ問いたい。
何もね、あそこまで激痛を伴わなくても、
僕はタマを大事にするぜ??
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。