風に揺れる
雪のような白い肌の上を
小風が吹き抜ける
君が歩くと風達が騒ぐ
髪が揺れては
崩れそうな肩を包み込む
青い空の下
雲はゆっくりと流れる
君が笑うと光達が騒ぐ
水は光を弾ませて
桜色のマニキュアを照らす
憧れた噴水の前
隣に座わる君は
とても優しくて
とても綺麗だった
夏の砂浜
暑い陽差しの下
無邪気に笑って見せる
風に飛ばされぬよう
左手で抑えた麦わら帽子と
風にじゃれるように揺れる白いワンピース
この時をきっと一生忘れない
とても愛しくて
とても綺麗だった…
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過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。