追憶のFSS。
こんばんわ、ナツキのパパこと、みーくんです。
今回はこれといって目的も意図も主張もなく、
ふと思い立ち、思い出しただけの、
大好きな「ファイブスター物語」にまつわる、
単なる昔話をつらつらと書きます。
SDガンダムの時代
昔、初代ガンダムの系譜に連なる作品のブームがまだまだ続いていた中で、商業展開からある日、ロボットが二等身で描かれた「SDガンダム」というのが流行るようになった。
SDというのはスーパーデフォルメの略だったと思うけど、これがまた、「キン肉マン消しゴム」から生まれた通称「キンケシ」に模して、「ガン消し」なんて呼ばれて「ガチャ」になって物凄く流行った。
原作とは異なり、二等身で描かれSDガンダムと呼ばれたロボット達の彼等は、ロボではなく独自のキャラとして魂が宿ったように擬人化され、愛された。
そして今でこそ信じられない位の巨大産業になっている、「カードゲーム」にもなった。
FSSとの出会いは「女の60分」
そんな少年時代の後半、小学5年生の時だ。
ボクは1つの作品に出会い、衝撃を受け、一瞬で虜になった。
その作品の名は、
ファイブスター物語(five star storys)。
通称「FSS」と呼ばれるその作品を知ったのは、当時毎週土曜日のお昼くらいに放送されていた「女の60分」という番組だった。
学校から帰宅後(…ボクらの頃はまだ土曜日も学校だったよね…)、当たり前のようにテレビをつけてその番組を見ていたら、アニメ映画として作品が紹介されたんだけど、その予告編?的な一瞬の短い映像を見た瞬間、何か分からないけれど、とにかくもう、胸がざわつき、鼓動が激しくなり、一瞬で心を奪われたよね。
その時はタイトルも満足に覚えられなくて、録画なんかもしてないし、ネットなんかもないから、とにかく焦った。
『誰か…、誰か同じ番組を見ていたヤツはいないか!あの映画のタイトルを!作品のタイトルを誰か教えてくれ…ッ!!』
土曜日で、翌日も学校は休みだし、とてもヤキモキしたのを未だに覚えている。
友達と見に行った初めての映画。
結局は学校で色んな人に聞きまくった結果、同じように見ていて衝撃を受けたって男がいて、その友達が作品名を覚えていてくれて、しかも一緒に映画を見に行くことになった。
ボクは当時、映画自体も殆ど見に行った事がなかったので、えらく興奮したのを覚えている。
※余談、ボクが覚えている範囲で小学生時代に映画館に見に行った作品は、小1の時の東宝アニメのキャプテン翼と、小2の時のグーニーズ。それだけだから、記憶にある限り3回目の映画館だったかも知れない。
本屋でお願いした初めての「取り寄せ」。
結局、映画を見た後に居ても立っても居られなくなり、原作があることを知ったので地元の町の本屋を巡った。
でも、当時むちゃくちゃマイナーな作品だった上に、ボクが住む街は結構な田舎だったので、入荷もされていなかった…。
そして、FSSはボクが人生で初めて、本屋さんで「取り寄せ」をお願いする経験もした作品でもある。
とにかくむちゃくちゃに心を惹かれたのに、作品のことをよく知らなかったので、初めて取り寄せたコミックスが入荷されたと本屋から連絡が来た時は、本当にドキドキした。
しかも当時ボクの中のマンガといえばいわゆる単行本サイズのアレだけど、初めて手にした念願のFSSのコミックスの、その大きさや、重厚さにも驚いたし、すげー興奮だったよ。
田舎に住むボクは、実は原作連載の掲載誌であった月刊ニュータイプも知らなかったし、続刊がいつ出るのかも分からずに待ち焦がれたのも良い思い出。
※FSSは次巻が発売されるまでに数年あくとか当たり前だったのもあって余計にw
初めて友達と2人出掛けた電車でのお買い物。
また、田舎だったがゆえにアニメや漫画のキャラグッズが売っているお店なんか地元には無くて、またどこに行けばそんなお店があるのかも知らなかった。
でも「らんま1/2」とか、当時好きだった漫画のカレンダーとか、キャラグッズが売っているお店にどうしても行ってみたい気持ちがあったボクに、偶然にも買い物に行ってみないかと、声をかけてきた男がいた。
普段なら余り絡むことのない、少しヤンキーで、それでいてオシャレで有名だった同級生のクラスメートだ。
彼とはたまたま教室の席順が前後になり、彼もらんま1/2を読んでるという事です話すようになったのだw
たまたま誘ってくれた彼は、オシャレの名に恥じず、地元では一番大きな街にも、買い物に行っているようだった。
彼に誘われたボクはもちろん断る理由もなく、中学生になってなのが少し恥ずかしいのだけれど、遂に初めて、友達と2人の大人抜きで、電車に乗って大きな街まで買い物に行くというのを経験した。
目的は他の作品だったけど、教えて貰って辿り着いたそのお店でボクはFSSのグッズを発見し、本当に少ない中で貯め続けてきた、それでもすずめの涙程度の額でしかないなけなしのお小遣い全額を散財する体験もした。良い思い出だ。。
何の話?FSSにまつわる思い出w
あぁ、そうそう、SDガンダムの話はなぜしたかというと、FSSという作品にはロボットがたくさん出てくる。
FSSの作者は、元々漫画家ではなくメカニックデザイナーなのだ。
SDモーターヘッド。
そんなFSSのロボット達を見て、ボクは当時、FSSを知る仲間が誰もいない中で一人、「SDモーターヘッド」なるものを書いていたのを思い出したんだよね。
当時の落書きをしたノートが実家にまだあると思うけど、そういえば昔mixiでアップした事があったなと思い出して、今日見に行ったw
そしたら、一部だけだったけど、当時の落書きをアップしてた画像がありました。
・・・すげー長い、深夜の独り言でした。
※画像は、コクヨのノートに描かれた中学1〜2年の時の落書き。
他にもジュノーンとかブーレイとか黒騎士とか書いてた筈だけど見つけた記事にはこれだけだった…。
ナイトオブゴールド
バビロンズ
サイレン
バング
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過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。