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遺書No.669 プロポーズしちゃった。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2006.5.6
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驚天動地。

《天を驚かし地を動かす意》
世間をひどく驚かすこと。


こんばんわ、みーくんです。


実は今日、
正に驚天動地といっても過言ではない、
衝撃的なシチュエーションに出くわしたぜ。

厳密に言えば、
単にその場に居合わせた俺がね、
勝手に驚いただけなんだけれども。
ただ、決して俺個人の反応が異常な訳ではない、
と信じたいんだ。


真実を語ろう。


それは、仕事で訪れた浅草での事だった。

ゴールデンウィークという事もあり、
観光地でもある浅草は人で溢れかえっていた。

そして、今日はかなり暖かったので、
目的地である中央競馬の場外馬券売り場、
いわゆるWINS(ウィンズ)に着いた俺は、
長袖のシャツを脱ぐために荷物を置いた。

その時だ。

荷物を置いた入り口の脇には、
30代前半と思われる1組のカップルが、
壁にもたれ掛かる形で座っている。

そして、特に聞き耳を立てた訳じゃないんだが、
何となく会話が聴こえてきたんだよ。

男:「~だよな、これ当たったらどうする!?万馬券だよ!?((・Д・)!!」

女:「アハハハ!そんな簡単に当たらないから安心して~♪(≧∇≦)キャハ」

男:「あっおまえ夢のない事いうなよ~(*σ´∀`)σコイツゥ~」

・・・うん、別におかしくない。

二人の世界が出来上がっている場合ならば、
何もおかしい事のない、ありきたりな絵だ。

そう、ここまでは普通だったんだよ・・・。

問題は、その後だ!

男:「・・・ところでさ、」

女:「ぅん?なーに?」

・・・だいぶ間をとるな・・・?

男:「結婚しなぃか?」

女:「ぇっ!?Σ(・Д・|||」


俺も「えっ?」だよ。




まさかの!!!プロポーズ!!!
キタ━―━―━―(゚∀゚)━―━―━―!!



女:「ほ、本気・・・?」

男:「あぁ。本気だよ。」

男:「それと・・・コレ。」



ハィ指輪でたぁあ!!
ド━━━ m9(゚∀゚) ━━━━ン!!


女:う・・・嬉しぃ・・・(T∇T)(←今にも泣きそうw)

男:フ。バカ♪・・・愛してるよ・・・(`Д´)

ウゼェぇえええっ!!!!
ダァ━((゚Д゚))━ッ!!!!


・・・いや、別にいんですけどね?
凄く感動的な場面なんだと思うんですよ。
ホントに。

もしかしたら様々な試練もあった事でしょう。
おそらく様々な紆余曲折を経てきた二人が、
遂に!ようやく迎えた感動的な瞬間なのかも知れません。

感極まるのも当然でしょう。

でもね?


ここでなのか?('A`)



俺は一瞬金縛りにあったね。
それは、ここで言う事なのか!?と。('A`)

他に相応しいシチュエーションや、
タイミングって、なかったのか!?
それとも、ここでなければならない理由でもあったのか!?

やはり多少なりとも緊張した台詞だった筈だ。

おそらくだが、彼の方は何度も何度も、
頭の中でシミュレーションした台詞だった筈だ。

それが、
なぜにしょんべんの匂いが(比喩でなく)漂う、
浅草の場外馬券売場の入り口に座り込んで!?


yayaya、そりゃ勿論ね、
好きな相手に一緒になろうと言われる訳だから、
普通に考えれば場所なんか関係なしに嬉しいと思うけどさ。
分かるんだけどね。

ま、他人の事ですから?
別に俺がとやかく言うことじゃないのは分かってますけどね・・・。

もしかしたら浅草WINSが出逢いの場所かもだし、
競馬が絡んだ物凄くドラマティックな物語をお持ちなのかも知れないしね。

しかし、びっくりしたよ。

もし俺が彼の立場だったなら、
プロポーズしたくても絶対にそんな場所では、
怖くて出来ないZe!!('A`)

ていうか、もし俺が言われる方だったなら、
プロポーズは嬉しくても素直に喜べないかも。

『なんでこんな場所で言うのよっ!』
と、複雑な気持ちで言うに違いない。


いずれにしろ、
競馬好きのオヤジ共で溢れた、
馬券場の入り口に座り込んでのプロポーズ。

・・・すげぇ場面にでくわしたもんだZe・・・。

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2022.4.20
毎日遺書を書き始めた当時669日目の投稿内容。
いや正直、ウザい。どうでもいいやん人のことは。何様でいじってんだと当時の自分を小突いてやりたい。今更ですが、おめでとうございました。今も仲良く幸せになられているといいなぁ…。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。