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遺書No.169 言葉にできない。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2004.12.22
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今日、友人から郵便物が届いた。

あけました。
泣きました。
理由なんていりません。
涙がでたんです。
ありがとうございます。
感謝しています。
言葉にできません。

あなたの心に触れ、わたしの心が泣きました。


もっとうまく表現したいのだけれど、
言葉が見つからない。
他に何と言えばよいのでしょうか。

色々お世話になりました。

この気持ちをうまく言葉にする事ができません。
言葉遊びのそれとは違い、
自分の心の輪郭すら言葉で表す事ができません。

簡単な単語の羅列でそれを伝える事はできるのですが、
その言葉達を書き出すにはあまりにも邪魔が多すぎます。
心で交錯しあう幾つもの感情や理性や、
常識やプライド、
本音と建前、
飾りと甘え、
自戒や美意識、
強迫と焦燥、
愛情と友情と慕情と薄情、
冷徹さと欺瞞と、
計算と本能と。

足りない。足り無すぎる。

わたしは、過去にも記憶にないけれど、
今の自分を表現できません。

ありがとうございます。
色々とありがとうございます。

まじで、色々ありがとう。


それから、話は変わって変わらず。

マウス助かった。さんきゅー。
早速利用させてもらうよ。

シュトレン。一人で食べるには多すぎるな。
誰かを誘わねばならん。

データ。かなりの時間を費やした事だろう。
ありがとう。

仕事は手につかないな。
今日は無理だ。
心があわだちすぎ。
私情がめぐりすぎて切り替えられん。

こんなこと記憶にないが、
いずれにしても今日は無理。
心を落ち着けよう。

独り言。


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2021.9.26
毎日遺書を書き始めて当時169日目の投稿内容。
他人に理解できない内容は、遺書としては意味をなし得ないよね。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。