見出し画像

遺書No.587 男かコノヤロー!!(byイノキイズム。)

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

----------------------------------------
2006.2.11
----------------------------------------

週末になると仕事で声が枯れる。
何度も言うようですが、
そんなハスキーボイスの自分にゾッコンLOVE♪


こんばんわ、みーくんです。
 ○Oo。―y( ̄∇ ̄;)


『ずっと女だと思ってたアイツが実は男だったΣ(*゚Д`;)』


俺には知り合って1年以上になるネット友達が沢山いるが、その中の一人が今日の日記に書いていた台詞だ。

彼には全く以ってビックリな感じだったんだろう。

ところで皆さんは、
ネットの中の知り合いに対し
どこまで情報を信じているだろうか?

例えば、
長い時間付き合ってたネットの友人が、
アナタに対しずっと性別を偽っていたなら、
どうするだろうか?

どう思うか?
何を感じるか?

おそらく俺の場合は、
『全く動じない』に違いない。

どんなに親しくなろうと、
初めからネットの世界には線を引いているってのもある。

そして、戸籍上の性別など、
個人的にはどうでも良いと思っていたりする。

もっと言えば、世の中には男と女だけじゃないとさえ思っている!w

もちろん世間には、ずっと信じてきた性別が実は違ったなんて事を知って、人間不信に陥るような素直な人や真面目な人もいるだろう。

例えばといったが、事実そういう事があっても俺は思う。

恋愛沙汰とかの関係になって偽っていた場合は、全く悪くないとは言わないが、安易に信じた方というか何というか、上手く言えないんだけど性別というモノや形に対して、なんか距離感が違うというか、違和感があるというか、今後注意すべき点はある、と思う。

というか、そこに何を求めているのか。
思っていた性別でなかった場合に、
なぜショック?を受けたり傷付いたりするのか。

勿論、意図的に偽った事によって、もし両者の関係に害が生じたならば、それは明らかに偽ってた方に非があるとは思うけどね。
悪意があったなら尚更でそのケースはさておく。


ま、一概に『騙した側』(或いは「偽った側」)と『騙された側』に分けるのも良くないと思うが、それでも多くの場合『騙した側』もしくは『偽った側』には自覚がある筈だと思う。

たとえそれが悪意では無かったにしても、だ。

上の例で言えば、
騙した側に『女であるといった事は一度もない』なんて言い分が仮にあったとしても、相手が自分の性別を勘違いしている事くらい絶対承知な筈だし、損得抜きにして愉快に感じる自分が絶対にいた筈だと思うからだ。

だから、結果として『偽っていた側』と言っても害はないと判断する。


だからといって、別に「偽った」側を責める文句を書きたい訳でもない。

ただ、偽られた側の主観は、
『誤解をさせてしまっていた側』のどんな主張よりも優先し、重要視していいだけの説得力があると思う。

それは、そうなんだ。
そこは否定する気はないんだ。

でも、皆さんもネットで知り合った友人知人に対して、与えられた情報から抱く先入観を、そのまま安易に信じてしまっている危険はあると思う。

でも言いたいのはその一つ先というか、相手の性別が変わったら困る事って何があるのか?

恋愛沙汰になっていた時に、相手の心を弄ぶ経過があったなら、前述通り道徳的な非はあるだろうけど、単に結果論だった場合や、相手が生物学的な(身体的な?)性別と、心の面というか内面的な意味での性別が一致してない事も世の中にはきっと沢山あると思うんだ。

たぶん、認識されてなかったり、当人がそれを公にしてないだけのケースとかね。

逆にいえば、カミングアウトする事で自身が傷付いてきた過去があるのかも知れないじゃん?
それで言い出せなかったとかも、あるかも知れないじゃん?

そういう部分、周りを見渡しても考えが至る人ってすげー少ない気がするんだよね。

----------------------------------------
2022.2.3
毎日遺書を書き始めた当時587日目の投稿内容。
お、おお、この投稿自体は全然覚えてないけど、今で言うLGBTQ+に対する意識(認識の低さ)を当時のボクはアウトプットしてたんだね。


いいなと思ったら応援しよう!

ナツキのパパ@令和の父親アップデート作戦中!
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。