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[うたの素]「宝石の時間」
「宝石の時間」
あの人と出逢った頃の
ドレスをとっておいた
背が伸びたあなたに急に
見せたくなったの
わたしより硬めの髪を
気にしてなでるあなた
想い出につきあうように
袖を通してく
ふちどりのレースは少し褪せたけど
とっても似合うよ
窓から風が吹き込んで
少女になったあなたを揺らす
これから恋をするんだね
淋しいくらいまぶしい
チョコレイト食べる姿は
まだまだ無邪気だけど
迷うより先に聞くクセ
見せなくなったね
ほんとうは宝石の時間だったこと
あとから気づくの
わたしを早く越したいと
大人を目指す瞳で話す
いつかは遠く行くんだね
自分で服を選んで
どんなきらめき あなたに渡せるだろう
窓から風が吹きぬけて
少女になったあなたを揺らす
これからだって見つめてる
手放すくらい愛しい