ビジネススキルをファッションで伝える
服好き会社員による会社員的ファッション論。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。
私は都内に住んでおり、電車を使って通勤しているのですが、毎年この時期はフレッシャーズの方々で電車が混み合いますね。GWを過ぎたら各部署に散って、混雑は少し落ち着くかなと願いつつも、心の中で彼らにエールを送ってしまいます。
今回はそんな彼らにも参考になればと思い、仕事をする上で、ファッションをどう役立てるかについて、お伝えしたいと思います。
社会人ベテランの方も、自分の仕事着を見直すきっかけになれば幸いです。
私はビジネスの場において、身につけている衣服や小物で5つの要素をアピールできると考えています。
TPOをわきまえる判断力
相手を敬う気持ち
美しさに対するセンス
トレンドを取り入れるバランス感覚
自己表現
それぞれについて説明しますね。
1.TPOをわきまえる判断力
その場所や状況に相応しい格好を判断し、実際に行動に移せるということです。
私は例えば社内でも、上席者との会議がある際は、男性のスーツスタイルの横にいても、違和感がないスタイリングを意識します。
逆に、部下とランチミーティングに行く時は、相手もリラックスするような少しゆったりしたラインの服を選んだりします。
季節外れの話になりますが、私の勤める会社では、年末に社員による大掃除があります。
私の勝手な統計では、仕事ができる人は、その日はやっぱり大掃除に相応しい格好をしているんですよね。
コーディネートはその日の予定を必ず意識しましょう!
意外と見ている人は見ていて、その積み重ねがあなたへ対する信頼へと変わります。
2.相手を敬う気持ち
私は初めてお会いするクライアントとの打ち合わせに行く際、同行する人に「伺う際は、スーツがいいでしょうか?」と聞くようにしています。
ファッションにフォーマルとカジュアルが存在している以上、着ている服でその人が「この場をどう捉えているか」は自ずと伝わります。
つまりこれは、クライアントへの敬意もありますし、同行する社内の人への敬意でもあります。
その人がこれまで頑張って構築してきた関係があるかもしれません。
一緒に連れていく人も、誠意ある格好をしてくれている方が気分がいいものですよね。
少しでも判断に迷うときは、前もって着ていく服の確認をし、
「そんな気にしなくていいですよ」と言われたら
「失礼があったらいけないので^^」
とニコリと返せば、悪く思う人はいません。
反対に、自分が後輩や部下を連れていく場合は、打ち合わせに行くことが決まった段階で、
「この日はスーツでなくてもいいけど、ジャケットは着てこよう!」とか「この日はいつも会社に着てきている感じでいいね」など、「指導」ではなく、「2人の作戦」のような感じで伝えるように心がけています。
前日だと困らせてしまう可能性もあるので、余裕をもって伝えておくのが優しさだと私は思います。
3.美しさに対するセンス
4.トレンドを取り入れるバランス感覚
いわゆるファッションセンスですね。
人は無意識のうちに見た目でその人を判断する、という考えを、今ではあらゆるところで耳にします。
何か提案をしてもらう取引先(つまり、自分がお客さんの立場)で人柄や仕事の知識・経験が同条件の場合、パッとしない服装の担当者か、おしゃれな担当者だったら、私は後者の方を選びます。
なぜなら情報に敏感で、時代に沿ったいい提案や回答をもらえる気がするからです。
特にクリエイティブな仕事をしている方は、おしゃれはビジネスの場で加点ポイントになります。
5.自己表現
説明はいらないかもしれません。その人らしさや、その人は何を好きなのか、が伝わるということです。
各アイテムのポイント的要素から、コーディネートが生み出す全体の雰囲気まで、その人が好きなカラー、形、ブランド、スタイル、世界観が、ファッションを通じて相手には伝わります。
「その時計、素敵ですね!どちらのですか?」
など、趣味的な会話に活きることがあります。
ですが、ここでは注意点も!
ビジネスの場での自己表現は、前述の1から3をベースにした上で行いましょう。
TPO、相手を敬う気持ち、美しさ
この3点を意識し、あとは自分の好きなエッセンスを、会社や業界の雰囲気に合わせて足していく、というのがおすすめです。
もちろんお休みの日のプライベートでは、そんなことは気にせずに、思う存分、自己表現を楽しみましょう!
どうしよう。。
私、服のセンスに自信がない。。
という方がいるかもしれません。
大丈夫です!
「5.自己表現」のところでもお伝えした通り、自分の環境に合わせて、「TPO、相手を敬う気持ち、美しさ」を意識すれば、ビジネスの場でのファッションマナーはクリアしていると私は考えます。
そしてもし、おしゃれになるには?と思われた方は、これまでの私の記事も参考にしてみてください(と、さりげなく宣伝してみます。そしてこれからも頑張ってそのような記事を書きます!)
今日も貴重なお時間に読んでいただき、ありがとうございました。
ファッションが、あなたの仕事においてポジティブな力に変わるきっかけになれば、幸いです!
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