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なぜ職場のあの人は、何を着てもおしゃれなのか?

服好き会社員による会社員的ファッション論。
読んでいただき、ありがとうございます。 

思っていたより早く暖かい日がやってきたので、春物について2回続けて実用的な内容をお伝えしましたが、一旦ここで、今後ベースとなっていくであろう、私なりのファッションの根本的な部分についてお話できればと思います。

職場でもお友達でも、何を着てもおしゃれだなと思う人はいませんか?

また、SNSで同じ服を着ているのに、おしゃれ感が全然違う!と感じることはありませんか?

私が考えるその「おしゃれな人」が持っているもの。それは
「自分のスタイル」
「そのスタイルへ対する継続した自信」
この2つの要素です。

このスタイルというのは、痩せている太っている・背が低い高いという体型のことではありません。その人が持つスタイルです。(ライフスタイルとかで表現される「スタイル」といったらわかりやすいでしょうか・・)

私は20代後半で、公務員からアパレル業界へ転職し、憧れていたセレクトショップの店舗スタッフになりました。配属は銀座店。アパレル業界に転職するくらい服好きだったので、当時は自分がおしゃれだと勝手に自負しておりましたが、その自信はあっけなく打ち砕かれ、自分の姿が他のスタッフと比較すると浮いているようで、「ここにいて大丈夫か、自分」と何度も思いました。
幸い先輩方に恵まれ、日々自分がやれる仕事に精を出し、通勤時は取り扱いブランドを書いたノートを手に暗記に努めるなどして、なんとか毎日乗り切っていました。
入社して1年くらいが経過したある日、私と入れ替えで退社した女性が、お店に遊びに来ました。そして私を見て開口一番、こう言ったのです。
「めちゃくちゃ垢抜けたね!」
すごく嬉しかったことを覚えています(やっぱ自分ちょっとダサかったか、とも思いましたが・・汗)。別に痩せたわけでも美容室を変えたわけでもなく、です。そして、その頃から確実にストレスも減り、休みの日はスタッフと遊びに行ったりするようになり、半年後には新店舗立ち上げのスタッフとして選んでもらえるまでになり、おしゃれコンプレックスから抜け出しました。

垢抜けるとは何なのでしょうか。それは野暮ったさが取り払われ、洗練された、いうこと。ではその野暮ったさとは何か。私は「スタイルがはっきりしないもの」だと考えます。

一般的にふくよかな人のおしゃれが難しい理由は、その外見の要素が、野暮ったさの原因となりがちだからです。
ですが、それを「豊かさ」「やわらかさ」などのスタイルのひとつとして打ち出し、それに合わせたアイテムを身に纏えば、痩せている人にはできないリッチなスタイリングができます。

例えば渡辺直美さん。体型はしっかりしていますが、それにマッチした服や小物を見に纏い、彼女ならではのスタイルがあります。ニューヨークで活躍したり、自身のファッションブランドを立ち上げたりしているのが、その証明でもありますよね。体型も自分のスタイルの一部にしているのです。そしてそこに自信がみなぎり、おしゃれな人となっています。

自分のスタイルに自信がある。
これも冒頭でお伝えしたおしゃれな人に必要な要素です。

なぜならその自信がオーラになると思うからです。そしてそのオーラは、継続する程、強くなり、服を越えてその人自身を覆うようになる。
科学的根拠こそありませんが、そのオーラを冒頭でもお伝えした、「何を着てもおしゃれな人」は放っていると私は感じます。

では、アパレル業界以外で働く私達が、自分のスタイルを確立し、それに対し継続した自信を持つにはどうしたらいいのでしょうか。

文字で読むともしかしたらハードルが高く感じるかもしれません。ですがそれは杞憂です。誰でも(特に社会経験を積んでいる大人の女性であれば、尚のことさら!)おしゃれな人になれると私は本気で思っています。

その詳細はまた次回お伝えしますね。

今回も貴重なお時間に読んでいただき、ありがとうございました! 

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