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霧ケ峰リベンジ

昨年の私は無謀すぎた。どうかしていた。
登山経験3回目にして選んだのが、冬の霧ヶ峰だったからだ。
高原だし、山登りほど大変じゃないから多少の雪なら耐えられるだろうなんてあるまじき楽観的思考で挑んだものだから、もちろん早々にリタイヤ。雪の上を歩くことの難しさったらなかった。

その時の様子はこちらです↓

2023年12月、凍えながら見た湿原の景色

ただ、あの日見た稜線の美しさ、キラキラと輝く木々の聡明さは格別で、次こそはしっかりと歩ききるぞ!と心に決めてはや8か月…。7月の終わりに私は再び、長野県の霧ケ峰高原を訪れた。

都内出発は朝5時。夏の5時はもう明るくて、空はこれからいいお天気になる予感の雲の少ない青空。ワクワクしながら約3時間後、8か月ぶりの霧ケ峰高原 車山駐車場に到着。

そこにはすでにたくさんの車が…去年の冬は私を含めて2台の車しかいなかったのに。そりゃそうか、今が絶好の山歩き日和だから仕方ない。出だしは遅れてしまったけど、準備をして早速山歩き開始。

7月だけど、まだまだ涼しい気温。そして目の前に広がる景色は一面の緑!
青々とした木々が茂る美しい高原が本当に素敵だった。

今回のルートは、車山を中心にグルッとゆるやかに一周する約10kmコース。
景色を楽しみながらゆっくりと歩くことができるし、なによりアップダウンが少ないので、息も上がらずペースも乱れない。
しばらく山登りができていなかったので、体を慣らすための山歩きとしてはとてもいい!

見渡す限りの空と緑の景色は、心が洗われるほど素晴らしく、加えて昨年12月に見た景色が白一色だったものだから、こんなにいろんな種類の植物が茂っていたのか!と感動しっぱなしだった。

なによりも超軽装!ウィンドブレーカーは着て行ったけど、途中要らない時間の方が長かった。季節は違えど、今日ここに来て、あの忌まわしい(笑)雪歩きの記憶を上書きしながら歩くことができた。

名前は知らないけどかわいい植物
水辺はより一層涼しさが漂う場所

なだらかな坂のエリア。去年の冬はここを下るルートだったけど、足元がツルツル滑って早々に諦めた場所だった。今回はここをゆっくりと登っていくことに。ゴロゴロ石を踏みしめながら足場はしっかりと安定していた。

そしてようやく10kmのルートを制覇。ゆったりとしたペースで息も上がらずゴールに到着。
以前も行きたいと思っていたコロボックルヒュッテはたくさんお客さんの列ができていたので今回も断念。次こそはあそこでご飯食べてみたいなぁ。

冬の霧ヶ峰高原の厳しい思い出が、今回の山歩きで上書きされて楽しい記憶にすり替わった。
次は違うルートを歩いてみようかな。

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