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Reiさん《後編》

ジェンダーレスな魅力を持つReiさんへの取材記事、いよいよ後編になります。
女装仲間との海水浴体験、Reiさんのお仕事や趣味、これからの世の中への想いを伺いました。
是非最後までご覧ください。

それでは行きましょう!

女装で海水浴!?


~女装仲間と海水浴に行かれた投稿を拝見しました。楽しそうで羨ましいなと思ってました。その魅力と、外出ならではの困ること等教えてください。

Reiさん 確かに普通の仲間と海に行くのとは違って、そこになんか、女装っていうもう1つのサブタイトルがあるので面白いですよね。

アウトドア×女装


みたいな。なんか女装の遊び方って、家で女装したり、ちょっと可愛いとこに買物に行ったり、2丁目で飲むみたいなことが多いと思うんです。なのでそうじゃない楽しみ方ってなかなか珍しいというか、正直ハードルは高いですよ。でも普段とは違う楽しみ方ができるっていうのが一番の魅力だと思います。冷静に考えて、女装で海行って水着着て泳いで、どう考えてもみんな鋼のメンタル持ってるんですよね。面構えの違うやつらばっかりなんで(笑)

~外出していて困ることもありません?やっぱりトイレとか。

Reiさん そうですね。断トツでトイレが困ると思います。基本的に多目的トイレが空いていれば使わせてもらっています。
あと声も困りますよね。コンビニとか行くじゃないですか。普通にメンズの姿であれば、「 袋大丈夫です。ありがとうございます。」みたいに言うんですけど、女装で声出すのちょっと抵抗があって、 会釈するだけみたいな分愛想なやつみたいに思われてる気はします。

~映像クリエイターをされているとのことですが、どんなお仕事をされているか伺っていいですか?

Reiさん 制作会社で映像クリエイターをしています。編集作業や企業のPV、CM制作、YouTubeの制作代行などですね。クリエイティブなことが好きで、前職ではグラフィックデザイナーをしていました。副業でも同じようなことをしていて、例えば2丁目界隈で、女装でラップしてるユニットのミュージックビデオを作ったりとか、お店のオープン記念のPVも作ったりしました。

〜ReiさんのYouTubeにかっこいい映像がわんさかあります。下にリンクを貼っていますのでそちらも是非ご覧ください!

Reiさん バイブスナイトに関わる映像もたくさん作りました。バイブスナイトの話に戻りますが、5年イベントが継続して続いていたのですが、自分で言うのもなんですが女装イベントが5年も続くってすごいことなんですよ。オーガナイザーの信念というかコンセプトがしっかりしていて、儲け目的じゃないんですよね。みんなが楽しめる居場所を作るとか、今後界隈を盛り上げてくれそうな子を発掘するとか。お客さんも理解してくれて長い間支持してくれたのかなと思います。先日の最終回は渋谷のクラブエイジアというかなり大きいハコを借りたんですが、日本全国から、店内がパンパンになるくらいお客さん来てくれて、本当にうれしかったです。そんなイベントが終わってしまって、私もただの野良女装になってしまいました。

~野良女装ですかw
バイク、自転車、絵画、ラジコン等、多趣味なイメージがあります。どんな趣味があるか教えてください。

Reiさん 調べてもらったようにバイクも自転車も好きですね。最近は絵を描くのはちょっとお休みしているんですが、ラジコン、ピアノ、動画制作も趣味みたいな物ですね。総じて自分の手で何かを作る事が好きなんです。
例えばバイクは乗るのも好きなんですが、自分でバラして組み立てとかもします。父親が運転手件レーサーだったこともあり、子供の頃からメカのいじり方を教えてもらってたんですよ。エンジンとかない状態から配線をつないで溶接とかもしたりして。

~めちゃくちゃ本格的ですね。。!

Reiさん 自転車やラジコンも自分でカスタムしてかっこよくすることが好きです。美術学校だったこともあり、とにかく自分で作ったり描いたりが好きなんです。
ピアノはちょっと始めるのが遅かったんですけど、小4から始めて、クラシックとか、独学でジャズとかやってました。

~ジェンダーレスなファッションやメイク等、男性でも自分らしく生きる人が少しずつですが増えていると思います。一方で性的マイノリティへの差別や生きづらさを感じる方も大勢おられるようです。今後、世の中がどうなってほしいと思いますか。

Reiさん 僕が今まで実践してきたことでもあるんですが、 時代の移ろいを待つよりも、

自分のスタイルで生きていける環境を自分で作る


これが1番手っ取り早いと思います。それが性的マイノリティの認識を 世間に理解してもらう1番有効な手段だと思うんですよ。 働いているのであれば、容姿について何も言われないくらい高いスキルを身につけることができればいいですね。そもそも経済的に自立しているなら、自分らしく生きることに対して何も文句言われる筋合いはないと思います。それ自体に生き辛さを感じることがすごくもったいないなというか、あかんよなと思います

自分らしく生きてることが、もうそれだけで次に繋がるはずです。
結局ちゃんとスタイルがある人って、それを突き詰めていって、そのディテールが仕上がれば仕上がるほど、周りの人って何も言わなくなるんですよ。すごく抽象的な言い方ですけど、それが個性だと思うし、割と僕はそういう感じでずっとやってこれて今の仕事もあります。なので、社会に対して憤りを感じる人の気持ちはわかりますが、早く認められるようにならないかなって言ってるだけじゃなくて、何かしら自分で行動して、自分の生きやすい環境を自分で作り上げていくっていうのが僕の中では答えなんじゃないかなと思います。

~ありがとうございました。おっしゃる通り、それぞれの環境でやることをしっかりやりつつ、一人でも多くの人が勇気を持って自分らしく生きてほしいですね。
最後に、これまでで一番気に入っているご自身の写真を教えてもらっていいですか?

Reiさん 迷ったんですが、やっぱり着物の写真が一番美しいかなと思います。

和服めちゃくちゃ似合いますね。お美しいです✨
ありがとうございました!(^^)

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ReiさんのTwitter

お読み頂きありがとうございました!
次回の取材記事も、楽しみにしていてください✨

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