糸がしらおまえのようにありたいよかなしみに力む夜の足取り 紺の気配 来て見上げればらいす…
(評) 粕汁の汁の色の白っぽさや、そのアルコールの風味から、粕汁が脳みその「味」を変える…
抱える頭を埋めるのは肉傷つけた人のこれから傷つける人の 鬱病に覆われながら歩く僕のとなり…
闘病は終わってきみは駅で一フォロワーとして見送っていた 産まれたときあんなにうれしかった…
「死にたい」をうんって聞いてくれる人に水ははじめて氷になれる コート着て夜に飛び込み自転…
橙の明かりまとひてもう閉めし精神科医院しづもりてをり 美しくなき花ならむ白人の裸にくらき…