ケイちゃん、DJ和尚に愛想を尽かすの巻
今回は久し振りにケイちゃんの恋愛話です。
やったね!
実は彼女、地元のお友達に私が書いたケイちゃん記事のURLを送ったそうで、「この夏木さんて人、何者!?www」と大変楽しんで頂けたそうです。
ありがとうございます。
さて今日はケイちゃんが遠距離恋愛をしていた時のお話です。
サッカー部のイケメン
彼女が高校3年生の頃、他校に通う男子を友達に紹介された。
サッカー強豪校で正GKを務めるイケメンである。
知り合ってすぐ、ケイちゃんは彼に「付き合って」と告白された。
サッカー部でイケメン。
通常の女子であれば断る要素はほぼ無いと思われる。
が、ケイちゃんは困り果てた。
何故かというと。
彼女はB専だからである。
イケメンに告白されてしまったケイちゃんは正直思った。
「クソめんどくせぇ」
しかし同時にこうも考えた。
「イケメンとも一回ぐらい付き合っておくべき…?」
友達に「ケイちゃんの彼氏カッコ良くていいな~!」と羨ましがられるのも悪くない。
魔が差した彼女は申し出を受け、付き合うことになった。
遠距離恋愛へ
彼は県外の大学へサッカー推薦が決まっており、卒業と同時に2人は遠距離恋愛となる。
最初こそ邪な考えで付き合い始めたものの、この頃にはケイちゃんも相手のことが好きになっており、月に一度は彼の元へ通うようになった。
ところがここで逆転現象が起きる。
彼はケイちゃんへの想いが低下したのか、会う度に冷たくなっていったのだ。
「お前が来ると金掛かるんだよな…」などと平気で言うようになる。
ちなみに交通費はケイちゃん持ちであり、彼は一切払っていない。
外食費にお金を掛けたくないなら…と思案し、彼女は手料理を振る舞うようになった。
もちろん食材費はケイちゃん持ち。
がしかし。
彼は彼女の作った料理に対して「このスープしょっぱくて飲めないから捨てていい?」「肉じゃがばっか作ってんじゃねーぞ」などの暴言を吐くように。
その辺の詳しい経緯は御本人の記事でどうぞ。
さすがのケイちゃんも気持ちが冷めていき、彼と積極的に会うことをやめた。
けれど別れるのも面倒で、その後もだらだらと付き合う関係に。
そんな折、彼に転機が訪れる。
突然のDJデビュー
ある日のこと。
彼が電話でこんなことを言い始めた。
「俺、サッカー辞めようかな」
スポーツ特待生にはよくある話なのだが、地元では神童と持て囃されていても、全国レベルの猛者が集えば埋もれてしまう。
彼は現実に打ちのめされ、サッカーへの意欲を失ってしまったのだ。
とはいえスポーツ推薦で入った学校。
部を辞めるとなれば、通常は大学にも居られない。
心配するケイちゃんをよそに、彼は「父親が病気になったので働かなくてはいけないから部を辞めます。でも大学には居させて」というとんでもない力技を繰り出して退部し、大学への在籍のみを勝ち取ったのだ。
もちろんお父さんはピンピンしている。
ケイちゃんは彼の人間性に愛想を尽かしながらも、行く末が心配で見守っていた。
そうこうしている内にまた彼から連絡が来る。
「俺、DJになるわ」
先輩に初めて連れて行かれたクラブの熱量に圧倒され、すっかり魅了されてしまったらしい。
昼の世界でスポーツに打ち込んでいた人間が、辞めた途端に夜の世界に惹かれていく典型例である。
ケイちゃんは思った。
「あんな田舎の県にもクラブあるんだ…」
うん、私も同じこと思った。
イケメンの面影、消失。
彼のDJ宣言から数カ月後。
その頃流行っていた某ブログサイトがある。
海老蔵と麻耶の泥仕合があったり、嫉妬に狂った女どもが辻ちゃんに八つ当たりすることでお馴染みのサイトだが、当時は一般人の利用者も多かった。
彼はそこで自分のブログを立ち上げ、クラブ内の様子や自分の写真をアップし始めたのだ。
※現在は削除されているので探しても出てきません、念のため。
彼から送られてきたブログを開き、ケイちゃんは愕然とした。
めちゃくちゃ太ってる。
しかも坊主頭になってる。
スポーツを辞めた人間は運動量が一気に落ち、しかし食欲は変わらない。
するとあっという間に太るのだ。
爽やかなサッカー青年が、今やエレンに駆逐されるDJ和尚である。
ああ無常。
ケイちゃんはB専ではあったがデブ専ではなかったため、ようやく別れる決意をしたのだった。
そんな不毛な遠距離恋愛を乗り越えてきたケイちゃんが生み出した素敵なネイルです。