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【パラリンピック】パリ2024お茶の間観戦記・大会2日目

オリンピックのレポがあまり書けずに消化不良だったので、パラのレポはなんとか時間を捻出してできるだけ毎日書くことにしました。
スマホから走り書きする日も多いので、情報量少なかったらスイマセン…!

それでは日本選手団がスタートダッシュを決めた大会2日目のレポをお届けします。



【ボッチャ男子個人(BC2)】杉村英孝ひでたか選手が初戦白星スタートするだけで泣けてくる

ボッチャの予選リーグ、東京大会で金メダルだった杉村選手なら当たり前のように決勝トーナメントに進出するはず。
と思って当初は観る予定無かったんですが、時間があったので観ました。

終始冷静な試合運びで、やっぱり当たり前のように勝ちます。
その姿になんか知らんけど泣けてきました
杉村選手についてはまた別の機会に書きますが、彼の予選リーグ戦は全部観ようと悔い改めた次第です。


【テコンドー女子47kg級(K44)】ザキア・フダダディ選手の快挙

コーチと一緒に喜ぶフダダディ選手

今大会では「RPT(難民選手団)」として8人の選手が出場しています。
その内のひとり、アフガニスタン出身のフダダディ選手がテコンドーで銅メダルを獲得しました!

RPTが初めて結成されたのは2016年のリオ大会。
パラリンピックで難民選手団がメダルを獲得したのは今回が初めてです。

生まれつき左腕が欠損している彼女は、東京2020大会にアフガニスタン代表のパラテコンドー選手として出場が決まっていました。
ところが直前にタリバン政権が復権。
タリバンは女性が教育を受けたりスポーツをすることを禁じています。

やむなく難民としてパリに移住した彼女は、祖国の現状に胸を痛めながらもトレーニングに励んできました。
メダル獲得後のインタビューを載せておきます。

「アフガンの全ての少女たちと女性たち、世界の全難民のためのメダルだ。平和と自由の追求を諦めない」

ザキア・フダダディ


【ゴールボール女子・韓国戦】萩原はぎわら紀佳のりか選手がエースの働きを見せる

ゴールボールは視覚障害のある選手がアイマスクをして行う競技で、鈴が入ったボールの音を頼りにスロー(攻撃)とセーブ(守備)をします。

この日は日本のエース・萩原選手が躍動。
3得点を決めた他、危うくゴールになりそうなボールを体を張って止めに行くなど、大車輪の活躍でした。

勝った後に「やったー!」とみんなでキャッキャして喜ぶ姿が尊いです。
守りたい、この笑顔。


【競泳男子50m平泳ぎ(SB3)】鈴木孝幸選手、大会第1号の金メダル

先天性四肢欠損症

パラ競泳界の生ける伝説、鈴木孝幸選手がやってくれました。
彼は自由形を得意としていますが、なんと初戦の平泳ぎで金メダル。

鈴木兄さんならやってくれるってあたい信じてた!
生中継しなかったNHKはホント持ってないね!!

彼は生まれつき右腕の肘から先がなく、左手も指が数本だけしかありません。
右足は根本付近からなく、左足は膝下がない状態です。
これで泳げること自体が驚異的ですが、過去5大会のパラリンピックで10個以上のメダルを獲得しています。

現在37歳の鈴木選手、実はこの種目で金メダルを獲るのは16年ぶりです。
しかも自己ベストを更新。
21歳の時の自分を超え続ける彼が、今大会あといくつメダルを獲るのか楽しみで仕方ありません!


大会3日目の予定

陸上男子400mの「T52」は車椅子のクラスで、佐藤友祈ともき選手が東京大会からの2連覇を狙って出場します。

現在の日本競泳界は、健常者の競泳よりパラ競泳のほうが強いです。
鈴木孝幸選手の金メダルによって勢いも付いてますので、若手選手にも期待しましょう!


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