【パラリンピック】パリ2024お茶の間観戦記・大会5日目
スマホからYouTubeで観戦する際のメリットをひとつ発見しました。
好きな場面でスクショが撮れることです。
テレビを接写するよりは画質が良いのでレポに活用していこうと思います。
まぁそれでもブレブレなんですけどね…。
さて、めちゃくちゃ濃ゆかった大会5日目の模様をスクショと共にお伝えします。
【ゴールボール男子・エジプト戦】初白星がコールド勝ち
ここまで初戦と2戦目を落としている男子代表。
中国戦は6-7、ウクライナ戦は8-9と、どちらも1点差での惜敗でした。
ディフェンスさえ機能すれば絶対に勝てるはずなのに…!と、もどかしい気持ちを抱えながら見守ったエジプト戦。
日本は前半から6-1とリードし、なんと11-1でコールド勝ち!
10点差がつくとコールドが成立するのです。
1勝2敗でグループリーグを終えましたが、ゴールボールは予選落ちが無いため、そのまま準々決勝へ進出します。
プールB3位の日本はプールA2位のアメリカとの対戦です。
【車椅子ラグビー・オーストラリア戦】池透暢選手が魂のトライで日本を決勝進出に導く
車いすラグビー日本代表のキャプテン・池透暢選手の過去については東京大会の記事で触れましたので、ここでは割愛します。
ご興味ある方はこちらをどうぞ。
決勝の舞台をかけたオーストラリア戦、お互いに一歩も譲らない試合展開の中、日本のミスから相手にリードを許してしまいます。
ビハインドのまま第4ピリオドへ。
試合を観ていた人の多くが「もうダメかもしれない」と諦めかけていた、試合終了間際のことでした。
相手のミスを見逃さなかった池選手がボールを奪取します。
ギリギリで同点のままピリオドを終え、延長戦へ。
勝って早く終わらせたかったオーストラリアと、諦めなかった日本。
オリンピックでの男子バレーボール・日本対イタリア戦を思い出しました。
追い付かれた側は精神的にダメージを負うので、その後の試合展開に大きく影響するのです。
だから勝ち急ぐのは悪手なんですよ…。
追い上げた勢いそのままに、延長戦でも池選手が相手ボールを奪ってゴールラインに飛び込みます。
日本が52‐51で勝利!
選手も涙、観客も涙、もちろん私も涙…。
今大会のベストバウト間違い無しです!
【ボッチャ女子個人(BC1)3位決定戦】圧倒的勝利で銅メダルの遠藤裕美選手
ボッチャは重度脳性麻痺、もしくは同程度の四肢重度機能障害の人のために考案されたスポーツです。
介助者やランプ(補助器具)が認められているので、身体が動かなくても自分の意思さえ伝えられればプレイすることができます。
「脳性麻痺の人に思考力は無いんじゃないか」と思われていることも多いですが、それは大きな間違いです。
脳性麻痺の多くは運動機能障害であり、身体を動かしたり喋ることが難しいだけなので、脳性麻痺=知的障害ではありません(併発するケースはあります)。
ボッチャのルールはシンプルですが、勝つためにはチェスや将棋のように何手も先を読む力が必要となる頭脳的な競技です。
パラリンピックに出場するレベルの選手となると、思わず唸ってしまうような物凄い一投が繰り出されたりします。
今大会初出場の遠藤裕美選手が臨んだ3位決定戦。
「こんなに凄い選手が何故決勝に進めなかったのか」と疑問に思ってしまうほど、遠藤選手の投球と作戦は素晴らしかったです。
7-0で勝利し、ボッチャ個人種目での日本女子初のメダルとなりました。
【車椅子テニス男子シングルス2回戦】いつも通りの小田凱人
テニスは予選リーグが無いトーナメント方式のため、負けたらそこで終わりの一発勝負。
優勝するには1回戦から全て勝つ必要があります。
金メダルを狙う小田凱人は2回戦からの登場。
気合いも抜群で吠えまくっていました。
タイブレークになる場面はありつつも、2-0でしっかりストレート勝利。
試合後は、お決まりのギターパフォーマンスで観客を盛り上げます。
本人曰く「新しいパフォーマンスを探している」とのことで、流石に飽きてきたんでしょうか…。
凱人らしさがあって私はカッコイイと思いますけど!
大会6日目の予定
テニスは割り当てられたコートの試合状況で開始時間が決まります。
そのため第2試合以降のスタート時刻は読めません。
第1試合が19時スタートなので、第4試合の開始は24時を過ぎるのではないかと思われます。
また、屋根の無いコートでは天候の悪化により中断することがあり、再開できない場合は翌日に順延となる可能性も。
決勝の多い日ですが、やはり注目は何と言っても車いすラグビーでしょう。
ここまで1試合も落とさずに勝ち進んできた日本。
目指せ全勝優勝!!