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【ラグビー】チリ料理を作ってみた【W杯】

「2023ラグビーW杯」がついに始まりました。
開幕戦から、絶対王者ニュージーランドVS開催国フランスという好カードで幕を開けた今大会。

時差7時間にも負けず観戦していく所存です。
来年のオリンピックもパリですからね!
身体慣らしておかないとね!

さて私はW杯の度に「食ってやる」という意味を込めて日本との対戦国の料理を作っています。

何を隠そう大のラグビーファンなので今回のラグビーW杯も料理で応援していきます
同時に世界の料理と歴史の勉強にもなるので一石二鳥です。

初回ということで、まずはラグビー日本代表についての解説を少々。


日本代表の現在地点

ラグビーは番狂わせが起きにくいスポーツです。
理由について話し始めると長くなるので割愛しますが、試合結果は基本的にランキング通りとなります。

では日本が入った予選プールDの各国ランキングを見てみましょう。

アルゼンチン 6位
イングランド 8位
サモア 12位
日本 14位
チリ 22位

9/4時点

決勝トーナメントに進出するためには最低3勝が必要です。
ランキング通りの結果になると仮定すれば、日本は1勝3敗となり勝ち進むことは不可能と言えます。

しかし安心してください。
近年の日本代表はW杯の予選プールにめちゃくちゃ強いです。

2015年には当時世界ランキング3位の南アフリカを破るという大金星。
そして2019年には格上のアイルランド・スコットランドにも勝ち、全勝でプール1位となりました。
もう番狂わせ製造マシーンと言っても過言ではありません。

大丈夫です。
日本は決勝トーナメントへ進む力が十分にあります。
そのためには、まず初戦のチリ戦に勝つことが絶対条件です。


チリの特徴

南米のチリ共和国は縦に細長い国です。

日本との比較

ラグビーの代表チームには国ごとに愛称があります。
日本は「ブレイブ・ブロッサムズ(桜の戦士)」。
そしてチリは国鳥のコンドルから取った「ロス・コンドレス」です。

長くスペインの植民地だったことから、チリ料理は土着文化とスペイン文化が融合したスタイルとなっています。

さてチリといえばワインを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
というわけで今回はワインも用意しました。

コンチャイトロ カッシェロ・デル・ディアブロ レッドブレンド

フルボディならではのコクはありますが、渋味はほとんど無く非常に飲みやすいワインです。
リーズナブルなのでテーブルワインとして優秀!

それではチリ料理のご紹介です。


鯛のセビーチェ

セビーチェは元々ペルーで生まれた料理ですが、同じくスペインの植民地であったことからチリでも一般的に食べられています。

今回は刺身用の鯛と、キュウリ・トマト・ニンニクを使いました。
オリーブオイルと塩コショウで和え、チリパウダーで少し辛味を。

余談ですがチリパウダーの「チリ」は「チリ共和国」とは関係ありません
チリペッパー(唐辛子)の意味であり、アメリカ発祥の香辛料です。


エンパナーダ

パイ生地の中に肉や野菜を詰めてオーブンで焼いたものです。
こちらもスペイン由来の料理ですが、各国で特徴が異なります。

炒めた合い挽き肉とミックスビーンズを混ぜたフィリングに、潰したゆで卵を加えるのがチリ流。
生地を一から作るのはさすがに時間が掛かりすぎるので、冷凍パイシートで代用しました。

クミンなどのスパイスを効かせたことにより、めちゃくちゃ美味しいミートパイに!
ワインのお供にも最適です。


ポジョ・アルベハド

チリの代表的な家庭料理です。
「ポジョ」は鶏肉、「アルベハド」はグリーンピースの意味。

人参やトウモロコシも入れるので、ミックスベジタブルを使いました。
鶏出汁スープとトマトペーストが味の基本で、そこにオレガノやパプリカパウダーを投入することで南米感が増します。

今回はそのまま食べましたが、ご飯にかけたりパスタソースにしても絶対に美味しいです!


下剋上は日本だけではない

チリはW杯初出場国。
対戦すればランキング的にも日本はチリに普通に勝てます。

しかしチリからすれば「W杯初勝利」を狙えるのは最もランキングが近い日本
全力で「1勝」をもぎ取りに来るでしょう。
だからこそ、決して油断してはいけない相手なのです。

ラグビーは勝ち点4の他にボーナスポイントが設定されています。
4トライをすれば+1が追加されるので、チリ相手には合計勝ち点5を狙っていきたいところです(この辺の詳しい仕組みはまた次回解説します)。

予選リーグ突破に向けて、まずは初戦を絶対に取らないといけません。
チリ戦は10日(日)20時キックオフ。

頑張れブレイブ・ブロッサムズ!!


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