【旅レポ】静岡市にひとり旅してみた【後編】
静岡市へのひとり旅後編です。
前編はこちら。
エレベーターでナンパ
部屋でひとり飲みする気満々で、ビールの入ったコンビニ袋を提げてホテルへ戻りました。
エレベーターに行くと、私と同じようにコンビニ袋を提げた男性が乗っていて、ドアが閉まりかけていたのです。
まあ急いでないし見送るか…と思っていたら。
男性が「開ボタン」を押して待っていてくれました。
「ありがとうございます!」と乗り込み、私の部屋がある階に到着。
お礼を言って立ち去ろうとした時でした。
「あの、もし良かったら一緒に部屋で飲みませんか」
まさかのエレベーターナンパ。
この時、悟りました。
おそらく私はジャンプのラブコメ漫画の主人公みたいに「ラッキースケベ」を得られる才を持って生まれてきているのだと。
そうでもなかったら偶然隣の席になった男たちと4Pしたりホテルのエレベーターでたまたま居合わせた良い感じの男性に声を掛けられるなんていう特殊事例に遭うはずが無い。
けれども私の脳裏にはすぐに彼のことが浮かびました。
ここで羽目を外したら、またブチギレられる。
お気持ちは嬉しいけれど、と丁重にお断りしました。
「せめてLINEだけでも教えてください」と言われて交換しちゃう辺りはホント駄目だなと思いましたけど。
部屋で思案
ひとり部屋に戻り、ゆっくりお風呂に浸かりながら色々考えました。
私の選択は間違っていないはずだ。
でもこれでまたセックスの機会をひとつ失った。
我慢しても私には何の得も無いのに。
いや徳はあるか。
修行僧でもあるまいに。
長風呂しすぎて、のぼせながら上がって「彼に電話しないと」とボンヤリ思いました。
電話すると約束していたので。
けれど、すごくモヤモヤしてしまったのです。
そんなに私にセックスを禁じるなら会いに来ればいいじゃない。
自分は会いに来ないくせにどうしてコントロールしようとするんだろう。
そうやってグルグル考えている内にいつの間にか眠ってしまいました。
修羅場
翌朝。
寝ている間に鬼のように着信が来てました。
慌てて電話すると、完全に「昨日はお楽しみでしたね」モードで対応してくる。
いや、してないし。
シロをシロだと証明することは出来ないので、結局疑いは晴れないのです。
そしてこれは今後も続いていくと思うと憂鬱になりました。
私がどんなに貞操を守ったところで証明は出来ないのだから、ずっと疑われ続けることになる。
こうやって神経を摩耗することに一体何の意味があるのだろう。
いっそ一発やっておけば良かった。
と思ってたらエレベーターの人(以降エレベさんと呼称)からLINE。
「仕事で静岡に来てたけど普段は東京に住んでいるので、もし良かったらゼヒ今度一緒に飲みたいです」的な。
私の特殊能力なのかもしれないけど出会いは無限に転がっていて、その全てを振り払って生きていくことが果たして吉なのか凶なのか。
とりあえず支度をして朝ごはんを食べに行くことにしました。
岸家
前日のバーテンダーさんの教えに従い、清水の「河岸の市・まぐろ館」1Fにある、海に面したお店の中から「岸家」さんを選択。
どれにしようか散々迷った挙げ句に「お刺身定食」を注文しました。
大海老が甘くて美味しすぎてヤバー!!
これもう絶対ご飯1杯じゃ足りないやつじゃん、と思っていたのですが。
刺し身の種類によって「美味しい!」と「普通だな…」のコントラストが大きすぎたんで、1杯で大丈夫でした。
やっぱり王道のマグロ丼が正解だったかも知れません。
ご馳走様でした。
清水みなとクルーズ
今回の旅の目的その2です。
ユリカモメと富士山を楽しめる上に、運が良ければイルカまで見れるというクルーズ船。
カモメの量がエグい。
そして肝心の富士山は雲に隠れて見えませんでした。
がっか凛。
一瞬イルカが見えたそうなのですが、私のいた方向からは確認できず。
でもやっぱり海はいいですね。
クルーズ船好きです。
kawara
静岡駅に行き、新幹線までの時間をカフェで読書して過ごすことにしました。
モスバーガーが手掛けているカフェで、ドリンクの他に食事やスイーツも楽しめます。
私はカシスソーダ的なもの(ノンアル)を頼んだのですが、写真撮り忘れましたスイマセン。
ここでしばらく読書して、夕方に新幹線ホームへ向かいます。
富士山リベンジ
帰りは左列窓際を予約。
絶対に富士山のキレイな写真を撮るぞ!と意気込んでいたのですが。
またしても雲。
さすがにこれでは申し訳ないので、当日富士宮にいたエレベさんから送られてきた写真をアップしておきます。
定刻よりちょっと遅れたものの、無事東京へ帰り着きました。
お土産
今回は特に夫からの指定がなかったので自由に選んで買ってきました。
浜松餃子。
浜松行ってませんが、まあ静岡土産ってことで。
チョコレート好きな夫へ。
後日談
すったもんだがあったせいで静岡の魅力をちゃんとお伝えしきれなかったかもですが、静岡市は本当に良い所でした。
前々記事を読んでくださった方々にはご心配をおかけして申し訳ありません。
その後、彼と少し話しまして。
私にとってセックスは生活の一部であり、それを我慢することは心の死と同義。
だから「嘘をつかずに報告する」か「いちいち報告しない」のどちらかを選んでほしい、と言いました。
彼は「報告しない」ほうを望んだので、今後はそうするつもりです。
これからも浮き沈みがあるかもしれませんが、みなさんの生活に笑いを齎せるような記事を書いていきたい、というのがモットーです。
「こんな人間もいるんだなぁ」と笑って頂ければ本望ですから。
以上、静岡旅レポ(なのか?)でした。