【食レポ】蒲田の鰻屋へ行ってきた
ここ最近忘年会やら何やらで飲みの機会が増えて、レポが溜まっているのでちょっとずつ放出しようと思います。
私は年に何度か、急に「鰻が食べたい!」という欲求に駆られる質です。
そうなるともう居ても立ってもいられず、行きつけの鰻屋を予約します。
蒲田にある鰻専門店で、数量限定で「坂東太郎」というブランド養殖鰻を食べることができます。
この坂東太郎は当日の入荷次第なので、お店に行くまでは食べられるかどうか分かりません。
さあ勝負だ!
嘘だと言ってよバーニィ
ガッデム!
まあそんな日もあります。
断っておきますが坂東太郎じゃない鰻も大変美味しいです。
本当です。
入店するとおねえさんが申し訳無さそうに出迎えてくれます。
「すみません、今日坂東太郎売り切れてしまって><」
いいんですよ、そんな、おねえさんのせいじゃないんだから…。
「でも限定串はありますので^^」
なにっ。
こちらのお店のもう一つの売りが、鰻の希少部位を使った串焼きです。
坂東太郎と同じく「当日の入荷次第」なので、見つけたらゼヒ頼んでください。
私の撮影スキルがあまりにもお粗末なので、見かねた友達が撮ってくれました。
え、なんでこんな遠近法みたいに撮れるの?
すごくない?
私が一番好きなのは、鰻の背びれをニラで巻いた「ひれ」です。
これがもう酒のアテに最高なんですわ。
そんでお通しで出てくる塩辛がまたバカみたいに美味い。
これだけで永遠に酒を飲めるんですわ。
しかしメインディッシュの存在を忘れてはいけません。
あんまりビールをガバガバ飲みすぎるとご飯が入らなくなりますからね。
鰻重があるから生きていける
鰻重は注文してから作り始めるので、最初にオーダーしておいたほうが良いです。
ここの店員さんたちはホスピタリティが素晴らしいので「そろそろお作りし始めましょうか?^^」と随時声掛けをしてくださいます。
素敵。
さあいよいよ主役のおでましだ!
鰻重さえあればもう何もいらない。
あ、嘘です。
藍の家亭さんの鰻重は「タレがしつこくない」という点が特徴的。
通常、鰻に使うタレというのは甘くてドロッとしているので、ご飯が進む反面こってりしていてモタれがちです。
しかしこちらの鰻重は、タレの甘さを控えることで鰻本来の身の甘さを引き立たせています。
ですから鰻重なのにあっさりしていて、最後までまったく食べ飽きないんですね。
このため結構高齢のお客様が多い印象。
若い人はもっとわかりやすい甘さのほうが好きかもしれません。
やっぱり今日も美味しかった。
鰻重の松+串4本+ビール×2で、ひとり6000円也。
坂東太郎の場合でも+1000円ぐらいなので、鰻重としてはそこまで高級ではありません。
「鰻は天然に限る」という人には無理におすすめしませんが、養殖界では「究極のうなぎ」とも呼ばれる坂東太郎。
一度お試しいただければと思います。
ご馳走様でした。
最後に蒲田という街の注意点をひとつ。
竹ノ塚や小岩と並んで「ディープな街」とされる蒲田は、大声で歌いながら自転車に乗るおじさんや、なにか叫びながら走り回っているおにいさんが普通にいる街です。
地元民でも「夜はこの公園に入ってはいけない」と塾に通う子供にきつく言い含めるような場所などもありますので、女子ひとりで夜にお出かけの際はご注意ください。