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ケイちゃん、自分の足がクサいことに気付くの巻

タイトルからお分かりの通り、今日はみんな大好きケイちゃんのお話です。
やったね!

ケイちゃんは私の担当ネイリストさんで、ベッドに勢いよくダイブして膝裏の筋を違えるうっかりさんです。
しかも治った後にすぐ忘れてまたダイブして再び筋を違えるおバカさんでもあります。

前回のケイちゃん話はこちら。



お土産を持っていざ入店

実は先日の青森旅行でケイちゃんにお土産を買っていた私。

安定の夏木撮り


「これ、ほんの気持ちなんだけどケイちゃんにお土産買ってきたよ~」
「わー!ありがとうございます!あ、そういえば今日、私が緑の服で凛さん赤い服だからちょうどリンゴですね!

…ちょっと何言ってるかよく分からない…。

「せっかくだから写真撮りましょう!」

お、おぅ…。

肝心のお土産が見切れるという痛恨のミス


リンゴというより赤いきつねと緑のたぬき感のほうが強い。
無事にお土産譲渡会を終え、ネイル開始。
するとケイちゃんがとんでもない告白をしてきた。

「私、実はこの前気付いちゃったんです。もしかして私の足クサくない?って…」

東京・恵比寿でネイルサロンを経営する女性の足がクサい。
これは一大事だ。



疑惑から確信へ

ある日、自室のソファーであぐらをかいていたケイちゃんは、ふと異臭に気付いた。
なんだろうこの匂い。

部屋のあちこちを嗅いで回るが原因は特定できない。
いや、もしかして…?

彼女は自分の足に鼻を近付けてみた。
クサい!クサすぎる!!

悶絶しているところに同棲中の彼氏さんが仕事から帰ってきた。

「ただいまー」
「ねぇ!聞いて!なんか私の足すごくクサいんだけど!!」

すると彼はこともなげにこう言ったのだ。

「うん、クサいよね^^」

なんと彼はケイちゃんの足のクサさに以前から気付いていたというのだ。

「え、ちょっと待って。気付いてたけど言わなかったってこと?」
「そうなんですよ!」
「それは優しさ…なのか?いや、そこは言ってあげるべきな気も…」
「もー!とにかく私恥ずかしくて!」

サロン談義

よく考えたら彼氏さんはケイちゃんがパンツ3枚でも気にしないような懐の深い男だ。
きっと足のクサさも気にならなかったのだろう。



クサくない足を手に入れたい

ショックを受けたケイちゃんは、すぐにグーグル先生を召喚し、「足のニオイ 解消」でググった。ググりまくった。
すると足のニオイ撃退に効果的だとされる石鹸が見つかったので光の速さで注文。

翌日届いた石鹸で足の指までしっかりと洗った。
「どうかもう匂いませんように」と祈りながら眠りについた翌朝。
おそるおそる足の裏に鼻を近付けてみる。

クサくない!

小躍りしながら出勤し、表参道に新しく出来たオシャレなカフェの話などでお客様とひとしきり盛り上がった。
そして帰宅してソファーへ座り、一息つくと。
またもやあの異臭がする。

え、もしかしてまだクサい…?

石鹸で洗ってもダメだということは、靴が原因なのではないかと思い当たり、消臭スプレーを靴に念入りに噴射。
もちろん足を石鹸で洗うことも忘れない。

しかし翌日も、家に帰るとやっぱり足がクサいのだ。
私はもう一生、足クサ女として生きて行くしかないのか…。

落ち込むケイちゃんにある日、一筋の光明が差す。



魔法の白い粉

決して危ない話ではないのでページを閉じなくて大丈夫です。

悩むケイちゃんがお客様に足の話を打ち明けたところ、靴の蒸れから来る匂いを防げる商品を教えてもらったのだ。
その名もnino。

宣伝じゃないのでリンクは貼らないでおきます


ホタテの貝殻から出来た100%天然成分の粉で、靴の中に直接入れて履くだけで消臭できるのだという。
ケイちゃんは藁にもすがる思いで早速注文し、悪いことをしていないのにちょっと緊張しながら靴の中に白い粉をふりかけ、そのまま履いて出勤した。

仕事を終えて帰ってきて靴を脱ぐ。
ドキドキしながら足のニオイを嗅いでみると。

なんということでしょう。
足のニオイが一切しないではありませんか!

それからケイちゃんはninoを愛用しているが、少し難点もあるそうで。

なにしろ白い粉が足に付いている状態なので、他所の家に上がる時に気を使ったり。
部屋の床に謎に白い粉が残っているので、遊びに来た友人に不審がられたり

そんな疑惑を跳ね除けつつ、今はすっかり足がクサくないケイちゃんが生み出した素敵なネイルです。

夏空



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