若者を知るためマッチングアプリに潜入した|ロイくん編②
前回からの続きです。
シークレット
ロイくんの仕事終わりに一緒に食事をすることになりまして。
事前にお店をどこにするか、という相談の際。
ケビンくんとは違い、店を明らかにしないスタイルです。
経験上、こういう人はサプライズ好きな可能性が高いので、あえて店の名前などは訊きませんでした。
そして私もサプライズ返しをするため、当日は早めに恵比寿駅へ到着。
バレンタインフェアをやっているアトレ恵比寿へ向かいます。
実際に会って「うわ、思ったよりBBAだった」とガッカリさせる結果になってしまうかもしれないので、せめてお土産だけでも…と思い買っておきました。
初対面
待ち合わせ場所に現れたロイ君は、想像よりも細身で華奢な青年でした。
ていうか170cm無いよね?
まぁこれはマチアプあるあるで、160cm台と書いてしまうと弾かれるので盛ったのでしょう。
私自身は150cm台なので、特に身長は気にしません。
ロイ君が「写真より更に綺麗でビックリしました!」などとおだててくれたので、和やかなムードでお店へ向かいます。
いろどり恵比寿
恵比寿駅東口からすぐの場所にある串焼き店です。
シックな雰囲気の店内は、やや賑やかなグループ客の方々もいらっしゃいましたが、通されたのが半個室だったのでそれほど気になりませんでした。
バラエティ豊かなオリジナル串焼きが楽しめます。
キャビアに関してはふたりで「これ審議だな」ってなりましたけど、全体的にとても美味しかったです。
店員さんもみなさん非常に親切な対応。
ご馳走様でした。
姉がいる男は紳士説
お店の入り口のドアを開けてくれたり、荷物を持ってくれたりと、ロイ君はとても紳士です。
そのことについて訊いてみると。
「昔から姉に鍛えられてて。『男はこんなんするの当たり前や!』ってw」
お姉様、素晴らしい教育です…!
そして彼のスーツがめちゃんこカッコ良かったのでスーツの話になりました。
「オーダーメイドで作ってるから、裏地も自分で選んだんだ。弁護士って見た目大事だからさ。3ピースだと信用度上がるし」
オシャレな3ピーススーツが大好物な私は、もうこの時点で心奪われてましたね。
最高かよ。
食事が終わりそうなタイミングで、用意していたチョコを渡すとめちゃくちゃ喜んでもらえました。
「うわー!バレンタインチョコなんて何年振りだろ、嬉しい!」
「え?職場でもらわない?」
「女性の弁護士先生って少ないから。全然もらえないんだよね…」
想像以上に喜んでもらえて何よりです。
そして私がお手洗いに行っている間に会計も済ませてくれていました。
うーん、スマート。
2軒目どうする?
さて次はどうするのかなと思っていたところ、ロイくんが言いました。
「とりあえず西口行こっか」
西口。
そこは私の庭です。
2軒目に最適なバーも沢山ありますが、どうやらそれらには興味が無い様子。
オーケー。
ラブホだな!
途中のローソンで酒を買い、いざラブホへ。
ところが部屋に入ってすぐ問題が起きました。
ロイくんが何気なく選択した部屋が、最上階のスペシャルルームだったのです。
2時間18,000円。
確かに部屋は広いしサウナまで付いてますが、いくらなんでも高すぎます。
「ここは私が払うよ」
「いや、女の子にホテル代を出させるなんて男として絶対にダメだ!…ご、5,000円貸してもらっていいですか…?」
「ファーwww」
別に返さなくて良いよ、と10,000円渡しました。
払おうとしてくれる気概だけで有り難い。
それから
2時間を有効に使うため、さっさとシャワーを浴びて戦闘開始。
ロイくんはインターバルが短くて済むタイプだったので大変満足できました。
そして私の「身長とチン長は反比例する説」がまたもや実証される結果に。
これは自身の経験(サンプル数70以上)による統計ですが、身長が高い人ほど息子さんは控え目で、身長の低い人ほど息子さんがご立派な傾向です。
「男は170cm以上じゃないとヤダ!」と言っている婚活女子のみなさん、ご立派な息子さんを持つハイスペ男子を逃してますよ。
ロイくんはエグいっす。
久々に「これ入るかな…?」と不安になりましたもんね。
事後、彼が「あー、これが沼ってやつか…」と呟いていて草。
沼にようこそ。
ご報告
さて今回で「若者を知るためマッチングアプリに潜入してみた」のシリーズは終了となります。
サンプル数が2つというのは少なすぎるかもしれませんが、私としては大収穫です。
実際に20代の男性と会って話したことにより、目から鱗の発見が多々あり、本当に勉強になりました。
そしてもうひとつご報告があります。
帰り際、ロイくんに恵比寿駅まで送ってもらった時のこと。
「凛ちゃんて、筋肉ある人が好きなんでしょ?俺もジム通おうかな」
「別に無理しなくていいよ?」
「いや、そこは彼氏として頑張るよ」
というわけで彼氏ができました。