【女子サッカー】スウェーデン料理を作ってみた【W杯】
ここ最近スポーツニュースのトップは大谷翔平。
次に甲子園。
そしてプロ野球の結果報告があったりして、最後のほうにようやく「なでしこジャパン準々決勝進出」が報じられます。
そう。
ご存知無い方も多いと思いますが、実は今「2023FIFA女子W杯」がニュージーランドで開催中なのです。
私はW杯の際、日本の勝利を願って毎回対戦国の料理を作っています。
明日(11日)に行われるスウェーデン戦の勝利を願い、今回もスウェーデン料理を作りました。
歴代最強のなでしこジャパン
直前まで中継放送局が決まらない(結局NHKになりました)などのドタバタ劇もあり、周知されないまま始まったので開催していること自体が日本ではあまり知られていないサッカー女子W杯。
しかしみなさんにどうしてもお知らせしなければならないことがあります。
今大会のなでしこジャパン、歴代最強です。
2011FIFA女子W杯ドイツ大会で、澤穂希キャプテン率いる「なでしこジャパン」は初優勝しました。
あれから12年。
辛酸を嘗めながら紆余曲折を経て完成した今のチームは、あの時のなでしこよりもレベルが高いです。
何しろ予選リーグからの4試合で、参加国中最多の14得点、失点はわずか1。
相手国の弱点を突くように変幻する多彩なシステム。
献身的な守備と決定力の高さ。
断言しますが優勝を狙えます。
そんな彼女たちを応援すべく、準々決勝の相手・スウェーデンの料理を作りました。
「スウェーデンを食らう」ってことでね。
トースト・スカーゲン(甘エビのオープンサンド)
スウェーデン料理に欠かせないのがハーブ。
中でも魚介と相性の良いディルは必須ハーブなのですが。
近所のスーパーに買い出しに行くと、こういう日に限ってディルが未入荷…。
というわけでバジルで代用しました。
まずバゲットの上にスライスしたゆで卵を並べます。
バジルのみじん切り・マヨネーズ・粒マスタード・おろしニンニク・ハーブソルトを混ぜたソースをかけて。
茹でた甘エビを乗せれば完成です。
トッピングとしてバジルとピンクソルトを散らしました。
甘エビの甘さとソースの塩気のバランスが絶妙でお酒が進む味です!
今回は前菜として作りましたが、バゲットを上に乗せて挟めばサンドイッチになるので、朝食やブランチにもオススメ。
ショットブッラル(スウェーデン風ミートボール)
スウェーデンといえばIKEA、という人も多いと思います。
そのIKEAでも販売されているスウェーデン風ミートボール。
合い挽き肉・玉ねぎのみじん切り・塩コショウ・卵・パン粉・牛乳・ナツメグを合わせて捏ねる、というハンバーグ的なタネが基本です。
これを一口大に丸めてバターを熱したフライパンで焼き、生クリームとコンソメを入れて煮詰めます。
まー、これがめちゃくちゃ美味しい!!
自分で作っといて何ですけど、肉汁と生クリームのハーモニーが素晴らしい逸品。
彩りとしてベビーリーフとミニトマト添えましたが、本場ではマッシュポテトとベリージャムを添えます。
ヤンソン・フレステルセ(アンチョビとポテトのグラタン)
ヤンソン・フレステルセは直訳すると「ヤンソンの誘惑」。
名前の由来には諸説ありますが、オペラ歌手のヤンソンが客人をもてなした料理、という説が有力です。
薄切りにした玉ねぎ・じゃがいもを敷き詰め、バターとみじん切りにしたアンチョビを散らして生クリームをかけ、レンジで加熱します。
火が通ったらパン粉と粉チーズを振ってオーブン(トースターでも可)へ入れ、焼き目が付いたら完成です。
アンチョビのある所とない所で味に濃淡が出ますが、サッパリしたグラタンとして優秀。
スウェーデンは強敵
スウェーデン女子代表には「個」で突破できるスター選手が何人もいます。
一方の日本女子代表には突出したスターはいません。
ですが、日本には「集」があります。
得点ランキング暫定1位の宮澤ひなた。
アシストも光る最年少19歳の藤野あおば。
そしてドイツW杯の歓喜とその後の苦悩を知る、チームの大黒柱、熊谷紗希。
それぞれが自分の役割を認識し、戦術を完璧に理解し、チームの勝利のために90分間走り続けるのです。
ただ勝利のために。
なでしこジャパンは「勝たなければ意味がない」ということを、過去の経験から知っています。
だからこそ彼女たちは、たとえ日本で大会のことを全く認知されていなくても、戦い続けるのです。
勝利という結果が全てだと知っているから。
準々決勝・日本対スウェーデン戦は11日(金)16:30キックオフ。
NHKで生中継しますので、少しでも興味のある方、お時間のある方はゼヒ一緒に応援しましょう。
頑張れ!
なでしこ!!