【五輪】パリ2024 大会10日目・お茶の間観戦記
陸上が始まるとオリンピックも後半戦です。
みなさんそろそろ疲れてくる頃かと思いますが、まだまだ面白い競技は沢山控えています。
一緒に最後まで楽しみましょう!
では大会10日目のハイライトです。
ゴルフ男子最終日
松山英樹が日本男子ゴルフ初のメダルを獲得!
ちなみに女子は東京大会での稲見萌寧ちゃんの銀メダルが初でした。
正直「あのパッドが入っていれば…」と思うようなシーンが多かったですが、それでも単独での銅メダルは素晴らしい結果です。
もしもプレーオフになっていたら厳しかったので…。
ゴルフやテニスといった競技は、普段のツアーでは「表彰台に上がって表彰される」という機会がありません。
基本的には優勝者(と準優勝者)が前に出て称えられるのみ。
そのため松山くんが表彰台に上がるタイミングが分からずちょっとキョドってたのが面白かったです。
優勝したのは世界ランキング1位、アメリカのスコッティ・シェフラー。
金メダルを首にかけられた時はニコニコでしたが、アメリカ国歌が演奏されている最中、堪えきれないように涙を流し始めました。
どの競技もそうですが、国の代表として戦うことには特別な意味があります。
生涯獲得賞金7,000万ドルの彼が、無報酬のオリンピックに何故出場したのか。
その涙に答えの全てが詰まっています。
フェンシング男子フルーレ団体決勝
世界ランキング1位の日本チームが金メダル!
日本はエペ・サーブル・フルーレの3種目全てでメダルを獲得するという大躍進の大会となりました。
もうフェンシング大国と言っても過言ではありません。
どうしてこんなに強くなったのか、の理由については色々ありますが、やはりフェンシング日本初のメダリスト・太田雄貴氏の功績が非常に大きいです。
現役引退後、日本フェンシング協会の会長に就任した彼は様々な改革を推し進めました。
競技の知名度向上のため大会をド派手に演出したり、海外からコーチを招聘して代表選手の強化をしたり。
中でも画期的だったのが、民間英語試験「GTEC」でのレベルA2クリアをフェンシング日本代表の選出条件と定めたことです。
当時は「競技と語学力は関係ない。勉強より練習時間に当てるべき」という批判が相次ぎました。
しかし海外での試合を多く経験してきた彼は、英語が分からないことによるデメリットを痛感していたのです。
フェンシングの国際試合では審判との会話も英語で行わなくてはなりません。
個人競技のため、判定に不服がある時などは審判に対して選手がしっかり英語で伝える必要があります。
どんな逆風に晒されようとも「ファーストペンギンになる」という覚悟を持ち、日本フェンシング界のために尽力してきた太田雄貴氏。
合計5つものメダルを獲得した今大会は、彼を始めとした先人達の努力が花開いた結果なのです。
今後のレポについてのお知らせ
突然ですが、このパリオリンピックレポは今回で最終回となります。
実は夫が急に明日から夏休みを取ることになりまして…。
私が昼間に部屋にこもって作業をすることが出来ない(夫の箸の上げ下げをしないといけない)ので、レポは断念します。
本来の私の仕事は「妻業」であり、給与も発生しているためご容赦ください。
なお毎日の競技スケジュールについては、これまで同様つぶやきでアップします。
オリンピック終了後には総括記事を書く予定です。
楽しみにしてくださっていた方々、本当にすみません…!
時差が憎いぜよ…。
大会11日目の予定
「柔道もフェンシングも終わっちゃって、もう日本がメダル取れる競技無いんじゃない?」とご心配のみなさん。
安心してください。
お家芸のレスリングが始まります。
そして問題の男子バレーボール。
アメリカ戦で絶不調だったエース・石川祐希が復調しない限り、イタリアには勝てません。
柔道の鈴木桂治監督ばりに「何しにここに来たんだ」と言わせないためにも、エースの復活を願います。
絶対に勝ちましょう。