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夫とのささやかな幸せ・2篇
お約束の長押し
日曜日の夕方のキッチン。旦那さんの朝ごはん用のゆで卵を作るために、水道直結のウォーターサーバーから小さいお鍋にお水を入れていた。このウォーターサーバーはボタンを1回押すごとに3段階で量を調節でき、長押しすると次にボタンを押すまで水が出続ける。私はボタンを長押しして、他のおかず作りに戻った。
ハッと気づくとお鍋に水が満タン。急いで停止のボタンを押した時には、ぷくっと見事な表面張力。
長押しした時は、不思議なことに、大体いつもこのタイミング。慌てることになるってわかっているのに、何度やっても懲りない。
「見てこれー!」と、リビングでくつろいでいる旦那さんにわざわざ来ても
らい、2人で笑った。お鍋を動かす時に少しこぼれて、これもわかってはいるけどやっぱりあちゃーとなるのも楽しい。
一緒にいるからこそ共有できる、
この上なく、ささやかで愛しい瞬間。
眠れぬ夜の添い寝
寒冷蕁麻疹によるあらゆる箇所の痒みと生理前のプロゲステロンによる途中覚醒&再入眠困難で、0時半から3時半まで覚醒していた。
寒かったので、旦那さんと子どもたちがすやすやと眠っている寝室にある私のクローゼットに長袖をそーっと取りに行き、自分の部屋に戻って着替えてから再入眠を試みたけど、まだまだ眠れる気がしない。
足音がして、旦那さんが私の部屋に来た。服を取りに行った時に起こしたかな。心配して添い寝してくれて、体感1時間程はまだもぞもぞしていたけど、いつもぽかぽかの旦那さんの体は心地よかった。
5時の目覚ましアラームで、寝ていたことに気づいた。最近導入した『熟睡アラーム』というアプリは、アラーム音がごく小さい音量から徐々に大きくなるので、穏やかに目覚めることができる。しかも最大音量と、最大音量になるまでの時間まで自分で設定できる!私は最長の60秒に設定していて、アラーム音は鳥のさえずり。まだ暗い朝の5時、静かで優雅な1日の始まりに、とても良い感じである。
とはいえ結局この夜眠れたのは途中覚醒するまでの2時間45分と朝方の1時間程で、もちろん眠い。でも、旦那さんの優しさを全身で感じて、心も体もぽかぽかだった。
大人も子どもも大好きな人に添い寝をしてもらえたら、
どこまでも安心できて癒されるんだな。
今日も私は、旦那さんの果てしなく温かな優しさに、感謝し尊敬するばかりなのである。
ここまで読んでくださり
ありがとうございます。
今日もささやかな幸せを胸いっぱいに感じられる1日でありますように。