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本の紹介45 これぞ蔦重! カラー写真ですべてがわかる!
12月23日発売のこちら、
友人である車浮代さんの新刊です。
『Art of 蔦重: 蔦屋重三郎 仕事の軌跡』
という本。
笠間書院から2200円で発売だそうです。
来年の大河ドラマに合わせ、
たくさんの「蔦屋重三郎」関連の本が
発売されていますが、
手っ取り早く知るには、この本が一番ではないか!
なんせ本の中身をしめるのは、大量のカラー写真です。
素晴らしい浮世絵や本の挿画の数々で、
当然のように含まれる、歌麿、北斎、写楽……といった人々の代表作。
まあ、これもか、これもかと。
つくづく蔦重の仕事の価値がわかってしまいます。
ビジュアルだけで、圧倒的な説明力ですよね。
(夏川賀央の公式ブログ:https://www.kenjabook.com/)
むろん、本を読んでいけば、
ちゃんと蔦屋重三郎が人生で成し遂げた
仕事の軌跡を学ぶことができます。
第一章 仕事人としての蔦重
第二章 戯作・黄表紙
第三章 狂歌連との交流から狂歌絵本の刊行へ
第四章 公権力からの圧力のあった時期
第五章 喜多川歌麿の大成
第六章 役者絵から写楽へ
第七章 蔦重没後の展開
絵師だけでなく、作家たちとの関わりや
版元として手がけたベストセラーも網羅されているし、
のちの時代への影響も書かれています。
車さんは文庫の、
『蔦屋重三郎と江戸文化を創った13人』(PHP文庫)
も大ヒットされているようですが、
来年の大河ドラマといだけでなく、江戸の出版文化の大成者であり、
日本が誇るアート作品を続々とプロデュースした
文化仕掛け人です。
ぜひ、この機会に手にとってくださいませ。
ドラマを見るのも、とても楽しみですね!