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DUNE-part2- 驚異のブリオンーヴェガ-未来の現代建築家Carlo Scarpa

ああ~ここに使われてるんだ!

DUNE -part2-を観ている時に、皇帝の住む星のシーンに使われている“ブリオン-ヴェガ”の建築を、見つけ、ハッと息を呑みました。

世界一斉公開の、予定よりも一年も遅れて、昨年公開された作品の、ーpart2 -でした。

SF映画が大ファンの私は、公開初日から3度も映画館に足を運び、前から三列目のど真ん中の席、リクライニングの特等席で大音響と大スクリーンを味わいました。


アカデミー賞でも、受賞している作品ですから、CGを使っているのは、当たり前のスクリーンの中で、!‼️

‘あっブリオンヴェガだ!’と思ったのは、私だけでしょうか?

1945年に、イタリアの現代建築家Carlo Scarpa が、亡くなった夫Giuseppe ブリオンの妻の頼みで建築した建物です。

Carlo Scarpa は、セメント素材を使ったヴェニス大学出身の現代建築家として、イタリアは勿論、世界的に有名です。

ルネッサンス期の芸術家に、多くのお金持ちのパトロンがいた様に、この現代建築家に多くのお金を出して作品を頼むパトロンがいたので、イタリアの各地に、Carlo Scarpaの作品が残されています。Carlo Scarpaの第一の弟子の方にもお話を伺ったのですが、ブリオンヴェガは、そのうちの一つで、睡蓮のある庭は、日本庭園をイメージして作られた作品だそうです。

お墓巡りを趣味として持つ私ですが、ここのお墓にも、十回ほど訪ねた事があります。

その地下で、セメントで出来たブリオン家の人々の棺を見つけた折には、少々引きましたが。

ブリオンヴェガの名前は、ブリオン家が経営していた電気会社、ブリオンヴェガから来ています。

ブリオン、そして恒星ヴェガの名前をくっ付けて会社名としたのです。

恒星ヴェガは、こと座で最も明るい恒星、天の川の中でも最も明るい恒星のうちの1つで、太陽の約40倍の明るさを持っていると言われています。


まさに、映画DUNE に、未来の現代建築家の作品として、

相応しい場所として選ばれていると思います。


イタリア在住

Igarashi Jane 

に、三十年前にイタリアをした方、コメントをください。一緒にまたあの懐かしいイタリアを、同じ気分で旅行しましょう。

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