【WWOOF】フランスで農家に滞在した話①
こんにちは。池田です。
フランスは寒かったり暑かったり、難しいお天気です。
今回は、私が2018年の春先に経験したフランスでのWWOOFについて振り返りたいなと思います。
このご時世で、都会での暮らしに「はてな?」と思うようになった方がたくさんいらっしゃると思います。
そんな方が田舎を体験してリフレッシュできるような、写真を多めの記事になるように自分の振り返りもかねて書いていきたいと思います。
WWOOFとはなにか?
WWOOFとは、World Wide Opportunities on Organic Farmsの略です。
つまり、ここに登録している農家の実践する農法は「オーガニック」でなくてはなりません。
公式のサイトで受け入れ先(ホスト)を探し、受け入れが確定すれば自身はWWOOFerとして農作業のお手伝いに行くことができます。(日本でWWOOFをした際には、農作業だけでなく宿のお手伝いなどの仕事もあったので、ホストによってお手伝いの内容は異なる可能性があります。)
ホストは、三食の食事と寝室を無料で提供しなければならないので、WWOOFは経験と労働力を交換する機会を生み出すプラットフォームといえます。
WWOOFは各国に支部を持つので、各国のサイトへの登録料を支払えば各国の農家での生活を体験することができます。
WWOOF in Guenviller編
私のフランスでのWWOOF1回目は2018年3月、アルザス地方でもドイツとの国境付近の田舎町、Guenvillerです。
Metzというフランスの都市から電車を乗り継ぎます。
この国境付近はオーガニックで非常に有名な地域で、特にドイツ側はオーガニックと普通の食料品の値段がほとんど変わらない地域です。
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電車の駅からさらに車で奥に進み、ついに到着したのがこちらのおうち!
この時が初めてのフランス田舎町体験だったので、優しくホストさんに迎えられて、ここを選んでよかった…!と涙ものでした。
この農家さんは育てた作物をファーム横の小さな直売所で販売していました。ですので、このファームで私が1週間で体験した仕事は、野菜の収穫と選定です。
私がフランスで初めてのWWOOFだと伝えると、農作業だけでなくおつかいや教会などに同行させてくれたので、フランスの田舎の暮らしを実際に体験する日々となりました。
葉物の野菜はビニールハウスで育てていて、寒い気候の時期でもサラダを食べつことのできるありがたみを感じます…
野菜の選別作業。できるだけ無駄のないよう、少し見栄えの悪い野菜でも売り場に出します。お客さんはそれをわかっていても「新鮮な野菜だから」といって買い取ってくれます。ちなみにお客さんは、車で20分くらいかけて新鮮な有機野菜を買いに来られるそうです。
痛んでいる野菜は、家畜の餌やコンポストに利用します。
広大すぎる土地や、朝日のまぶしい小窓や、最終日の朝焼け…
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最終日、Metzという街でよろよろと散歩をしてからパリに戻りました…
帰宅したものの、学生寮の小さな部屋がまるで別世界のようで、ぐったり寝たのを思い出します…
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さて、いかがでしたでしょうか。
フランスの田舎町の写真で癒された方がいたらうれしいです。
次回、第2弾Limoge編もお楽しみに…!
池田夏香