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子育てにおける注意点!誤学習はなるべく早く修正しよう【効果があった修正するための4つのポイントも】
こんにちは、Sonnyです。
今回は、2-4歳あたりの子どもに起こりやすい誤学習について解説します。うちの家庭で実際に起こった出来事を皆さんと共有するので、皆さんになにかの参考になれば幸いです。
子ども自身が何か訴えや主張があった場合に、それを伝える手段が、怒る・叩くだけになってしまうことがありますよね。
うちの子もこれまでそうでした。しかし、今回紹介する”誤学習”の観点を意識して対応していくことで、今ではかなり軽減し、ほとんど出なくなりました。
ここから、誤学習とはどんなものでなぜ発生するのか、そして、子どもの誤学習を是正していくためにうちの家庭で実践した対策をシェアします。
それでは、行きましょう。
♦︎怒る・叩くを作り出す原因は親にあった
うちの子も怒る・叩くが多い子でした。特に2-3歳、4歳前半くらいまでが特に多いかったです。
ただ、ある点を意識し改善することで、怒る叩くが激減しました。それが”誤学習”を改善です。
今回ぼくが使う誤学習とは、子どもは自分の意見を伝えるときに怒る・叩くといった強烈な手段を用いる方が要求が通りやすいという学習がなされることです。
ぼくは、子どもが泣いたり起こったりした時に、「あーハイハイ、わかったよ」という感じで、その要求を受け入れていました。これがおそらく、誤学習になっていたと考えています。
先にお伝えしていくと、まだ全く話すことができない赤ちゃんが泣いて訴えてくることについては、いまだに全面的に答えていくべきだと今でも思っています。しかし、ぼくが間違ったのは、言葉で伝えることができるようになってきてにもかかわず、もしくは伝える選択肢が増えてきたにも関わらず、選択肢を怒る・叩くに集約させてしまったことだと思っています。
うちの子は親が怒る・叩くという手段を用いることと自分の要求が通りやすいと判断すると、積極的にその手段を使っていきます。特にうちの子はエネルギーが強いのか、声も大きいし力も強いので押し切ろうししてきます。
その経験が、保育園でも適応されるようになり、クラスメートにも園の先生にもその手段を使うようになりました。
園でこのような状況になり出してから、本格的に対策に乗り出すことにします。今になれば遅!って思いますが、過去にはもそれませんし、遅くでも思った時に始めるのは”一番早い”ですから。
次から、ご学習改善のために実施した対策を紹介していきます。いつもながら、今回の手法はうちの子に効果的にだったという話なので、そうように読み進めてもらえると幸いです。
♦︎語学習の修正のために実施したこと【4つのポイント】
うちの家庭で誤学習修正のために実施したのは、以下のポイントです。
1.事前にこれからの順番を提示していく、もしくは子どもに決めてもらう
2.に対して怒るという手段を用いたら、絶対にその要求は飲まない
3.親が困った態度や表情を見せない
4.他人への要求が言語化して伝わった時に、なぜ伝わったのかを伝える
順番に見てきましょう。
ポイント1
1つ目は、事前にこれからの順番を提示していく、もしくは子どもに決めてもらうことです。
これは、これからの予定や流れを明確にしていくことで子どもの行動を促すものです。「タイマーをかけてこれがなったらお風呂いくよ」「この動画で最後ね」など明確な仕切りを設けて、わかりやすくしていくのです。
これは、特に子どもに自分の意識で決めてもらうことも効果的でした。まあ、子ども自身に決めてもらうととんでもない提案をしてくるので、そこは否定はせずに徐々にこちらから提案しながら落とし所を見つけてきます。
コツとしては、しっかり言語化できた提案をしてきた場合は、親側も妥協点を持ってきめいていくことです。子どもに決めさせるようにしているようで結果的に親が決めているみたいな状況にならないように意識していました。
自分に決定権があるという状況は子どもにとっても満足度みたいなものが高いように思います。
確かに子どもは未熟ではありますが、一人に人間として意見を尊重してあげることが重要なんだと感じています。
ポイント2
親に対して怒る・叩くなどの手段を用いたら絶対にその要求は飲まないことです。
これは、シンプルであり意外と難しかったります。何より忍耐力が必要なんです。ぼくのように、今回紹介しているように誤学習をさせてしまう親御さんは、子どもが可愛いがゆえに泣いている我が子が可哀想で、泣いていると要求の飲んでしまう、という方が多いのでないでしょうか。
ぼくは今なら思いますが(当たり前だろうと思うかもいるでしょう)、泣いている自分の子どもの要求を飲むことは、子どもにためになりません。
一度この誤学習をしていくと、積極的に子どもは利用してきますし、またその要求が通ればその誤学習を強化することになります。
ここまできた誤学習を是正させていくためには、全体に要求を飲んではいけません。その場が家であろうが友達の家であろうが、トイザらスであろうが、ショッピングモールであろうがです。
周りの目が気になることもあるでしょう。それでも、毅然とした態度で接することが重要です。中・長期的な視点で見ると、この場合は毅然とした態度で接することが重要です。
もう一つ付け加えるのであれば、ダメだからダメなのか、怒るという選択をしたことがダメなのかを明確にすることも大事だと思ってます。
例えば、子どもが「このおもちゃが欲しい!」といった時に、一度買わないというと子どもが怒ったとします。そこで怒った買わないという理由で話すと子どもは次に冷静になって「このおもちゃを買って欲しい」とちゃんと伝えた場合、問題が発生するんです。
もし、本当に怒ったから買わないということなのであれば問題ありません。ちゃんと言えたから買えばいいのです。しかし、もともと買うつもりもないのに怒ったことを理由にしてしまうと、子どもからしてみればちゃんと伝えたので買ったもらえない”嘘”をつかれたことと同義になります。
これは誤学習の是正にはいい対応とは言えません。この辺りを注意することも重要かと思います。
ポイント3
3つ目は、親が困った顔や態度を見せないことです。
子どもは親の表情や態度を思った以上に見ています。だから、怒るという手段で親に伝えた時、一度その要求が通らなくても親が困った表情や態度をしていると、もう一押ししたら通るかもと思い、畳み掛けてくることがあります。
子どもには、「あー、こうやってもダメだな」と思わせることが重要です。親がブレると子どもは「ワンチャンあるかも!」という感じでやめることをしません。いかに怒るという選択に意味がないか、効果がないかを体感させる必要があります。
子どもの要求を飲む条件やシチュエーションなどが家庭によって異なると思うし、それぞれの考え方があるので、異なって当然です。各家庭の子育ての方針や方向性をある程度持っていくこと、夫婦同士、パートナー同士でこの方針みたいなものを共有していくことが重要なんです。
そうすれば、ブレることはないしちゃんと一貫した声かけや対応をすることができるようになります。
ポイント4
最後は、他人への要求が通ったときに、なぜ伝わったのかを伝えることです。
このポイントは対親と対他人の2つのパターンがあります。それぞれ見ていきたいと思います。
【子どもから親への要求の伝達について】
子どもは親に対して色々要求を伝えてきますよね。要求を伝えられること自体はとてもいいことだと思っていますが、その伝え方が重要。
例えば、おもちゃをとって欲しいとか、何か飲みたいのもがあるとか、何かを落としたとか、家庭内でいろんなシチュエーションがあると思います。その時に、「あれ」とか「あのおもちゃ」などの単語のみを行ってきた場合は、親が察したとしてもなるべく要求に応じないようにします。
親としては、「あれをどうしたいの?」「あのおもちゃがどうしたの?」など一つ一つ言語化できるように誘導することが重要です。
話ことができるけどまだ十分ではない場合は、「とって欲しいの?」「飲みたいの?」など聞いてみてもいいでしょう。話せるようになってきたら、なるべく本人から引き出すようにします。
その過程でしっかり伝えることができた場合は、「その伝え方はわかりやすいね!」を伝え方を褒めてあげることがいいです。そして適切な要求の伝え方ができた場合は、飲める要求がすぐに飲んであげることも重要です。
【子どもから他人への要求の伝達】
次に、子どもから他人への要求の伝え方に移ります。うちの子において他人への要求の伝え方は、ぼくの記事でよく出てくるおもちゃ屋さんがとても有益だと思っています。
おもちゃ屋さんの販売促進としておもちゃで遊べるスペースがありますが、ここでの立ち回りが重要です。
自分に到着した時点ですでに他の子が遊んでいる場合、どうするかをよくみてみてください。使いたいおもちゃをすでに誰かが使っているときなどは絶好のチャンスです。
もし、親に「あのおもちゃで遊びたいんだけど・・・」っていってきた場合は、例えば「そのおもちゃを貸して欲しいって伝えてみたら?」などとアドバイスをします。
もし、子どもが実際にこのように伝えておもちゃをゲットできたら、上手くゲットできたことを褒めるのではなく、”上手く伝えられたこと”を褒めてあげてください。
もし、奪い取ってしまったことがあれば、奪った行為を叱るのではなく、伝え方が間違っていることを伝えてください。
こららのように、上手くできたときには伝え方がわかりやすかったことや、その伝え方をしたことで要求が通ったことを褒めて意識させることが重要です。
♦︎誤学習を是正してくための注意点
これまで紹介してきた4つのポイントをまとめていくと、怒ったこと自体を咎めることもあるのですが、一番子どもに知って欲しいのは、伝え方が不適切であるということです。
怒ることが必要な場面やシチュエーションもないわけではありませんよね。身の危険があるときや自分にとって不利益なことがある場合です。
怒りの感情を持つことがダメではないし、自分の要求を通すこともダメではありません。結果的に子どもが自分の意見を持つこと、内発的な動機を持つことの妨げになっては元も子もありません、
場に応じた伝え方ができるようになることが、その子を生きやするし、大人になった時にも感情をコントロールして、自分の意見や気持ちを大事にできるようになると考えて、ぼく自身が実践しています。
今回は、ここまでになります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは。