心の満足度
うちには猫様が一匹いるのですが。
本当に、猫「様」と呼ぶに相応しい扱い方をされていて。
とにかくめんこい。
家の者はみな下僕です。
甘やかすわけじゃないですが、溺愛しています。
そんな猫様、名前はルル。
引越し後もあっという間に新居に慣れ、辿々しく登っていた2階への階段も、今では三段跳びの速さで駆け登ります。
まだ4歳だからこその動きとはいえ、
その運動神経は見惚れますね。
今まで狭いアパートだったので運動不足を心配していたのですが、これでもう安心!とホッとしていました。
ところが。
時折大きな声で鳴くんです。
人がいない時に、
なおーん、なおーんと。
寂しいのかな?と近寄り、
どうしたの?と声を掛けても、なおーん。
実はこれ、遊んでと言ってたんですね。
いつも走り回っているので、ストレスは溜まらないものだと軽く考えていました。
走り回ること と 人と遊ぶこと
って、
全然違うんですね。
運動とコミニュケーションは、別物。
一緒に遊びたい、構って欲しい、
のなおーん。
引越しの際、ボロボロのオモチャを処分したままだったのに気付き、慌てて新しい猫じゃらしを買ってきました。
買って来たよー、と見せると、びっくりするほど喜んで、狂ったように遊び始めました。
私が猫じゃらしを手離すと、咥えて持って来て、まだ遊ぶ!と足元に置きます。
そっかあ。
心の満足度が足りなかったんだね。
ごめんよ、ルルさん。
✴︎
こんなふうに心を通わす、
というのは癒しのひとつですね。
人間関係はもちろん、
世界全体に共通すること。
問題が解決する、のベースに、
心があるのは当たり前だと思ってたけれど……。
効率や対応だけじゃ、
得られないものがあるんだと思います。
サプリだけ飲んでても、
心は満足しませんもんね。
ちなみにオステオパシー誇張法は、お客様の感情に引っ張られるとうまくいきません。
けれどお客様の状態は、
心も身体も両方、
ありのままに受け容れていたいです。