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【食エッセイ】おおぎやラーメンの中華ラーメン

おおぎやラーメンってご存知ですか?

おおぎやラーメンは、群馬県を中心に展開している老舗ラーメンチェーンです。創業は1980年で、私の地元長野県にもいくつか店舗があります。メニューが豊富で、ファミリー層にもぴったりなお店です。


高校時代、人生で初めてバイトをしたのがおおぎやラーメンでした。
特にラーメンが好きなわけでもなく、学校からも家からも近いからといった理由で選んだバイト先でしたが、働いた後のまかないのラーメンが美味しくて、ラーメン大好きになってしまったんですよね・・・・。
ここから私のぽっちゃり人生がスタートしたといっても過言ではない・・・・。
そして花盛り?の女子高生なのに、仕込みでにんにくを剥くので手が常時にんにく臭い高校生活でした。(可愛くない😢)

数あるメニューの中でも、特にお気に入りだったのが一番シンプルな「中華ラーメン」。

おおぎやの中華ラーメンは、鶏ガラや豚骨から取られたスープで、あっさりしつつもコクがあり、どこか懐かしい味がします。
細めのストレート麺をカタ麺で注文して、食べ終わる頃に通常の麺の柔らかさになっているのが最初から最後まで美味しく食べるコツ!※私調べ
基本のトッピングは、メンマ、チャーシュー、ネギ、板のり。
更に角煮や煮卵をトッピングした「特製中華」なんてメニューもありました。
ダイエットを意識して麺を半量にしちゃったりなんかして、バイト終わりに食べる中華ラーメンが大好きでした。

そんな思い出の中で、忘れられない雪の日のエピソードがあります。
長野県は雪が降るので、当時は毎年結構な積雪がありました。
バイトには高校の通学で許可されていた原付バイクで行っていましたが、バイト中に予報にはなかった大雪が!
自宅は山の上にあり、山道は既に雪で覆われている状態。
どうしても原付で帰らなければならないと思い込み、極寒の雪の中、普段なら登り切るのに5分もかからない山道を、原付を押して1時間半かけて登りました。
自転車と違ってアクセルを捻れば前に進んでくれるので、滑りながらもうまく進めると途中から楽しくなっちゃって、寒さも忘れて夢中で登ったことを覚えています。
途中、露脇でレッカーを呼んでいる車を横目に原付押したの、今思うとシュールすぎます。

お母さんは、バイト先から帰れなくなっているかと心配して電話をかけてくれたけど、夢中で原付押している私は出られるはずもなく、帰ってきてからこっぴどく怒られたのを鮮明に覚えています・・・。

今でも地元に帰ると、たまにおおぎやに行ってその懐かしい味を楽しみます。
家族みんな大好きなので、親戚が実家に集まる日は、テイクアウトした餃子やチャーハン、焼きもつを囲みながら、晩酌するのも楽しみのひとつです。




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