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お風呂に入れない理由を真剣に考えてみる | メンタルとの意外な関係
「お風呂に入りたいけど、どうしても体が動かない…」
服を脱ぐのも面倒くさい。
シャワーを浴びる気力が湧かない。
髪を乾かすことを考えるだけでもう無理…。
そんなふうにお風呂に入らなきゃと思いながらも動けない日が続いている。
気づけば何日も湯船に浸かっていないし、髪もベタついてきた。
でも、それすら「まあいいか」と思ってしまう自分がいる。
「こんなんじゃダメだ」と分かってるのにどうしても入れない。でも、実はその「入れない」という感覚、メンタルが関係していることが多いらしい。
今回は、「お風呂に入れない理由」と「メンタルとの関係」について、真剣に考察してみました。
お風呂に入るのがしんどい理由
1. 心のエネルギー不足
お風呂に入るって、実はめちゃくちゃ工程が多いんです。
服を脱ぐ →着替えの用意→お風呂に入る準備、お湯をためたり→体を洗う→髪を洗う→体を拭く、髪を乾かす→スキンケアやボディクリーム→お風呂掃除…
……こうやって書き出すと、「そりゃお風呂入るの面倒になるよな」と納得してしまいますね。
普段なら何気なくこなせるこれらのステップが心が疲れていると、とてつもなく大きな壁に感じるんです。
2.セルフケアが重荷に感じる
本来、お風呂は「自分を大切にする時間」のはずですが、心が疲れている時はそのケア自体が負担に感じることもあります。
「ちゃんと洗わなきゃ」「きちんとケアしなきゃ」というプレッシャーが、逆にストレスになってしまうんですね。
それに湯船に浸かると、つい色々なことを考えてしまうものです。
「最近、何もできてないな…」
「明日もまた仕事か…」
自分と向き合う時間が増えると、ネガティブな思考が頭をよぎり、さらに気持ちが沈んでしまうことも。
そのため、「お風呂に入る=自分と向き合う時間」となり、自然と避けてしまうのです。
メンタルとお風呂の深い関係
心が元気な時は、お風呂が癒しの場となりますが、メンタルが不調な時には大きなハードルになり得ます。
心が弱っている時のサインはいくつかあると思います。
《メンタルが不調な時のサイン》
• 食欲がわかない
• 眠れない、もしくは寝すぎてしまう
• 身だしなみを整える気力がない
などなど
これらのサインの一つとして「お風呂に入れない」があります。
決して怠けているわけではなく、心が「ちょっと休ませて」と言っているんです。
「お風呂に入れない=ダメなこと」ではない
何日もお風呂に入れないと、「自分はダメだ」と感じてしまうかもしれません。
でも、それは心と体が「休みが必要」と訴えているサインです。
無理に頑張らず、「今日は無理だから、明日チャレンジしてみよう」くらいの気持ちで大丈夫です。
お風呂に入るための小さな工夫
1. ハードルを下げる
お風呂ってやることが多すぎる。
心が疲れているときに全部やるなんて無理。
だから、いきなり全部の工程を完璧にしようとしなくていい!と考えてほしい。
• 湯船に浸からず、シャワーだけで済ます
• 髪は洗わず、体だけ軽く流す
• 温かいタオルや汗拭きシートなんかで体を拭くだけでもOK
2. 時間を決めておく
「5分だけ」と決めてお風呂に入ると、不思議と「なんとかやってみよう」という気持ちになれることがあります。
3. 小さなご褒美を用意する
お風呂の後に、好きな飲み物やお菓子を用意しておくのも◎。
「お風呂に入ったら◯◯が待っている」と思うと、少しだけ前向きになれるかもしれません。
まとめ
お風呂に入れない自分を責める必要はないです。
今は、心と体が少し休憩を必要としているだけ。
「お風呂に入る」という行動が難しい時は、無理に入らなくても良いです。
例えば、顔を洗うだけでもいいし、シートやタオルで拭くだけでもいい。手を温かいお湯に浸すだけでもOKです。
大切なのは、「少しずつ前に進むこと」。
今日できなかったら、また明日。焦らず、自分のペースで大丈夫です。