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自分に戻す、戻る。


人は見かけによらない。


と思う。


昔から私が経験して実感してきたこと。


私自身、周りが持つ私のイメージとこれが私と思っている自分との間で葛藤してきた。


決めつけられるのが嫌だったから、他人に対して決めつけるのも嫌だった。


そういう気持ちでいたからこそ、話してみなければわからないと感じる人たちと多く出会ってきたのだろう。


最初は嫌な印象だった人が親友になった。


怖いと思っていた上司が部下のことを一番に考えてくれる人だった。


モテモテの友人が、顔だけでなく自分の中身を見て好きになってもらいたいと悩んでいた。


逆もしかり。


いい感じの人と思っていたら人の悪口ばかりいう人だった。


一見穏やかに見えて、自分の気分や人によって態度を変える人だった。


もちろん第一印象通りの人もいることはいる。


人は勝手なもので、これはこういうものだろう、この人はこうだろうと人それぞれが持つ色眼鏡で見てしまいがちだ。


だからこそ、自分の色眼鏡に気がつく対象に出会うとおもしろいし、その経験や発見が自分自身や自分の価値感を知るきっかけや鍵となる。


幸せそうに見えるから必ず幸せかどうかなんてわからないし、幸せの基準も感じ方も人それぞれだ。


表に見えるものだけを見てうらやんだり、自分と比べたりするのは、よくわからない対象に対して自分のエネルギーを注いでいることになる。


ほんと、人はみかけによらないからだ。


それなら自分のことに、エネルギーを注ぎたい。


なぜならまだ知らない私がきっと自分の中にもっといるから、あるから。


セルフケアを続ける理由はここにある。


自分以外に向けていたエネルギーを自分自身に戻すため。


人生は意外とそんなに長くない。


半世紀近く生きてきた今思うこと。


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