茂木さんへ
3年前のクラブチェンジWAVE、G-FREAK FACTORYとFUNNY THINK、OAUの対バンライブを最後に、今まで当たり前で必要だったライブがわたしの中から消えていきました。最初の何ヶ月かはライブでみんなと繋がれないことの悲しさをひしひしと感じ、時々悔しくて悲しくて涙が出てきました。でもそれも、一年、二年と時が過ぎ、ライブがわたしの中にないことの方が当たり前になってしまいました。月に一・二度、地上でのことは忘れて地下に潜り、アツく、丸裸の感情で埋め尽くされる約2時間。それが無くなり、ライブに行けない毎日が普通。私の中の熱い何かは心の奥底に沈み、表に出てくることはありません。どこか淡々とした毎日で、自分が我慢していることさえ忘れてしまっていました。
今日、3年ぶりのいしがき。待ち望んだいしがき。そして、3年ぶりのフェス。
いしがきステージはFUNNYTHINKからはじまり。3年ぶりに見たファニーシンクはとても大きく見えた。かっこよくて、岩手人としてとても誇らしい気持ち。あの日のライブハウスを思い出していました。
Gのライブは、私に今まで忘れてしまっていた大事なものを思い出させてくれました。Too oLD To KNoWで思わず「おーお」大きな声を出してしまいました。これは抑えられなかった。でもそれは私だけじゃなかった。みんな、大きな声で叫んでいました。3年分の心の叫び。声を出した瞬間、涙が溢れ出て止まらなくなりました。この感覚、3年前までのわたしには当たり前で地上で頑張るために必要なものだったこの感覚。みんなで大合唱して、みんなと繋がれるGのライブを思い出しました。その瞬間、あの日から止まっていた時間が動き出した気がしました。もう二度とこの感覚を失いたくない。忘れてはいけない。そう強く思いました。
まだすぐに、あの頃のように戻れるとは思いません。でも少しずつでも、声を出していいんだよ、我慢しなくてもいいんだよ。許してもらえた気がしてふわっと涙腺が緩んでしまいました。また来月すぐに会いに行きます。岩手まで来てくれてありがとう。
最後までお読みいただきありがとうございます。