📚美味しいミステリー①空腹の時にはたまらない
なつです!こんばんは🌝
369日目!
金のミルクの飴、美味しい。食後にちょうどいい。
では本題!
【📚アンと幸福(坂木司さん著)】
100ページ目まで読んで。
坂木司さんの作品の基本スタイルは
「主人公の成長」と「日常の謎」。
この小説は、「和菓子のアン」シリーズ4作目。
東京百貨店の地下食品売り場にある和菓子店「みつ屋」で働く梅本杏子(通称アンちゃん)が物語の主人公。アンちゃんは、和菓子の魅力に目覚め、個性的なスタッフの力を借りて、甘いミステリーに立ち向かうというストーリー。
タイトルにも「和菓子」とあるように
食べ物を食べるシーンが豊富に出てきて
食と共にストーリーが進む。
空腹の時に読むとたまらない。
食べ物への表現が素晴らしい。
あんこ、チョコのことを「切実さ」があると表現しているところ。
「なぜかどうしても食べたい!」となってしまう
生きる希望であるという。
最近無性にチョコが食べたいとなったことがあったから、その表現には脱帽。すごく共感だった。
また、食のシズル(みずみずしさ)を、
繊細に捉えてばっちりと表現している。
小説の引用から、
この記事の読者の方にも、少し堪能していただこう。
「焦げる直前まで焼いた、香ばしいパイ生地。噛むとかしゃっと崩れて、バターの甘さと塩気が口の中にじゅわっと広がる。しゃりぱり食べて、………」
うん。最高。
より食を楽しみ、大切にできるような表現だ。
登場人物に関しても
すごく興味深かったが、それはまた次回に。
今日も素敵な自分で🌻