躁状態ってなあに?
躁状態とは
こんにちは。今回は、"躁状態"ってどんなかんじ?という話をしてみたいと思います。
躁状態っていうのは、ネットで検索すると「病的に気分が高揚になる」、「いわゆるハイになる」といった説明が出てくるかと思いますが、症状にはもちろん個人差があります。
睡眠時間が要らなくなる
私の場合の話をしてみますね。
私は普段ロングスリーパーのはずなのですが、躁の時期になると、まず睡眠時間が極端に短くなります。
3~4時間くらいの超ショートスリーパーになるのです。
早朝2時とか3時とか(もはや深夜)に目が覚め、しかも寝起きはめちゃくちゃスッキリ、気分爽快です。
そして、そんな短時間睡眠にもかかわらず、日中はとにかく動き回りたい、はしゃぎ回りたい、誰かと話をしていたい。1秒足りとも無駄にせず活動をしていたいんです。何故なら……
エネルギーがありあまってしかたがないからです!!!!!
エネルギーがとにかくすごい
同じ躁鬱の方からもよく聞きますが、躁のときって仕事とか作業とか趣味とかなんでも、すっごくはかどるんですよね。
私の場合、躁のときはいっぱいインスピレーションが湧くんです。なので趣味の絵をたくさん描きます。
意味不明な模様とかも、ふつうに大量に思いつきます。
文章書いたり、もの作ったりもします。
料理やお掃除なんかもすんごいはかどります。
まあよく喋る
また、躁鬱の人の多くは躁になると、とても饒舌になります。頭の回転がくるくる速くなるんですね。
特に私なんかは、相手に喋る隙を与えないくらい、ずーっと喋り続けているらしいです。
あまり自覚はありませんが、どうやら話がとまらないみたいです。マシンガントークってやつです。
しかもあっちこっちに話題が変わるので、聞いてる方は大変みたいです。
それでいて、笑いのツボもおかしくなっているので、なんでもないことでもゲラゲラと笑ったり、なんなら自分で言ったことがおかしくてしかたなくなってきて、笑いが止まらなくなったりします。
自分はすごいという"万能感"
そして、なんといっても私の場合の躁状態の困ったところは、「私はとにかく素晴らしい」という、万能感・全能感を感じ始めてしまうことです。
「私って誰にでもフレンドリーで話も面白いし、絵も描ける、文章も書ける、歌も結構上手く歌える、ウクレレも弾ける、頭もいいし記憶力もいいし、容姿も悪くないし、え?なんでも出来るんじゃない?私ってすごくない?」という"自分崇拝"みたいなものが始まってしまうのです。
ほんとうに酷い時には「自分は芸能人になれる」と思いこみ、芸能事務所のオーディションにいくつも履歴書を送り付けたり、「寝なくても平気だからいくつも掛け持ちして一日中働ける」とか思って、いくつものバイト面接に申し込みまくったりもしていました。
躁生活を送った結果
まあ、こんな生活を平気で送っていると、自分ではまったく自覚できていなくても、体力は確実に消耗していきます。
そして心も実は、すっごくすり減っているんですね。
だからしばらくこの生活が続くと、今度は反動で、鬱のどん底の果てまで落ちます。
気分が上がったバロメータの分だけ、下がりますし、上がっていた期間の長さだけ、下がります。
だから、すごく困ったことになるんです。
元気だったときに大量にしてしまった友達との約束、私の場合なんてオーディションやらバイトの面接やら…ぜんぶ断ることになるんです。
けれど、そんなもの断るのもほんっとうに億劫です。
電話もメールもしたくない。もはやスマホなんて見たくもない。あああどうしたらいいんだあ!!!とパニックになるのです。
躁はちょっと困ったおともだち
といった感じで、私の躁はちょっと困ったおともだちではあるのですが、いま、色々努力してうまく乗りこなしていく術を身につけている最中といったところです。
はい、がんばってます。
私の躁鬱の波は、きっと緩やかによくなる。
あなたもきっとよくなる。
すこしずつでいいよね。
どうやったらじぶんが生きやすいのか、模索していきましょう。
今回も読んでくれてありがとうございます。
生きてたらいいことあるよ。共に生きましょ〜。
Shio