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退職を伝える日を決めた日。忙しい日々の中で感じたこと

八百屋にとって、年末年始は忙しい日でした。品出し、整理整頓、鮮度管理など売り場を守ることに加えて、来ていただいたお客様に満足して買っていただきたいというのが私の仕事のポリシーでした。どんなに忙しくても守りたかったことです。なぜ、このポリシーが過去の話になってしまったのか。きっかけから辞める日を伝えることを迷わなくなった理由を記していきます。

昨年の4月、新しい上司が来たこと、店舗評価の誕生

元上司のおかげで続けられた

 私は八百屋に勤めて、仕事に慣れてきた2年目が始まるタイミングで上司が変わりました。前の上司は、転勤となってしまったのです。今、思うと元上司は転勤後の自分がいなくなったときの未来を見据えていたのだろうと思います。元上司は、「鮮度基準は絶対に落としたらだめだよ。その高さが店を守ることに繋がる」と私に伝えてくれました。そして、指導するときによく口にしていたのは、「自分が楽になるように仕事の仕方を考えるのが大切。それは作業時間が短くなることに繋がるよ」とおっしゃっていました。そのため、人員を削減することを元上司はあまり考えていなかったように思います。朝バイトが3人に減ったとき、バイト募集をかけていました。元上司は、一緒に働くにあたり、労働時間においても、売り場の作り方においても、今後の後輩のために動いてくれていたと思います。私は今でも、元上司だったらどれだけ今を気をらくにして過ごせていたのかと思うのです。

新上司の自由さに嫌気が生まれる

新しくきた上司は、後輩より自分を大切にしているように感じます。その理由は、店舗評価を凄く気にして、一人一人が頑張るより、自分以外の皆が仕事の幅を広げたらいいと考えていると感じたからです。この店舗評価は、1時間当たりの利益をだすことです。それは、雑費を減らすこと、売り上げを上げる2つの方法がありますが、上司は雑費=人権を削減することを選びました。しかし、現在の上司は自分の仕事量を増やすのではなく、下働きである私、パートさん、アルバイトさんの仕事量を増やしたのです。自分は、できる容量でしかやっていないように私には見えました。しかし、自分のスキルアップのためなら頑張ろうと思っていました。年末に心をえぐるようなことがなければ続けていたと思います。

年末年始、心が削られていく感覚…なぜここまで頑張る必要がある?

年末の心のない一言で「やめてやる、勝手しろよ」と思い始めた

 前から、心に刺さっている言葉はありますが、その言葉が本当に私に向けられたかどうかわからないので、気にしないようにしてました。しかし、今回の年末の言葉は明らかに私に向けた期待してないという言葉でした。
 品出し中、上司から「〇〇あった?」と聞かれ、私はその商品ありましたと言おうとしたタイミングで「知るわけないか」と呟かれました。今までの積み重ね、期待はされていないんだろうなと思いながらも仕事をしてきました。しかし、こうもはっきり言われると、この先この上司は私が何の仕事をしているのか見てくれるのだろうか、また、このような言葉を浴びせられるのかと思うと退職の2文字が脳裏にはっきりと浮かぶようになりました。


年始、上司2人のお喋りをしたせいで逃した売り上げ

 見出しの通りです。アルバイトもパートも正月休みのため、社員で売り場を回していました。しかし、私が休憩中に行っている間、上司たちは、一緒に働く同期の年末の働きぶりを話していたと、同期から聞きました。この時点で、私はこの上司たちは一体何を売り場で話しているんだと思うようになりました。しかし、同期からこの話を聞く前から、きっと品出しはしていないんだろうと思っていました。それは、売り場が教えてくれました。1人が品出ししていれば、商品のない場所は1箇所になるはずです。しかし、2箇所…これは、私の休憩中、上司たちが話していることを示してました。売り上げ、1時間あたりの利益を気にするのに自分たちの話は気にしないのかと思いました。何のために頑張っているのか分からなくなりました。これらのことから、私は退職を伝えようと考え始めました。

辞める決意を後悔しない人生にこれから行動する

 この仕事をしているとき、人と関わることは苦手ですが、お客様に商品を選び、その選んだ商品を食べ、後日、美味しかったと喜んでもらえるこの仕事は私は好きでした。自分が身につけて知識や、今までの経験からお客様に伝える情報で「やって見ますね!」と明るい表情で言ってもらえるのは、やりがいでした。しかし、この職場でなくとも、このやりがいは感じることができます。「情報を伝える」という視点から、Webライターという職が見えてきました。話すことより、書くほうが得意な私は、これからライターの方に重点をおき、努力をし続けたいと思うのです。そして、この仕事を選んでよかった年思えるように研鑽を積み、現在の職である八百屋と離れてよかったときに前向きに捉えることができるように行動していきます。

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