なっちゃんきりん

通勤が長いので、電車でぽちぽち書いた謎の文章です。 のんびりしましょう。 穏やかにいきましょう。 コメントはお気軽にどうぞ、お返事します。お話ししましょう🌸

なっちゃんきりん

通勤が長いので、電車でぽちぽち書いた謎の文章です。 のんびりしましょう。 穏やかにいきましょう。 コメントはお気軽にどうぞ、お返事します。お話ししましょう🌸

最近の記事

  • 固定された記事

文字の海の中では

気まぐれにnoteを書き始めた。 「書いてみたら?」 という一言で、何の気なしに。 通勤時間が一時間ちょっとあって暇で、仕事帰りにやることが欲しかったからちょうどよかった。 朝の通勤は爆睡しているので暇問題はないけれど。 わたしはあまり物事にのめり込む質ではないので、いつも浅く広くいろんなものをちょっと好きになってやってみて、またやらなくなって、忘れた頃にまたやってみたりする。 noteもいつ途切れるかわからないよ。 そう思いつつ意外とまだ書いている。毎日なにかしら

    • 10年

      爪先に。 指先に。 睫毛に。 悲しさが降り注ぎ積もっていつか潰れる。 喉に。 心臓に。 肝臓に。 会いたいが次々と流れ込む度にこびりついていつか破れる。 そう思ってあの日から10年。 まだ潰れず、破れない。 愛しくてひとつも落とせないから。 寂しくて少しも放てないから。 東日本大震災から10年によせて、詩を書きました。(詩のキマリとかそういうのはわからないけど詩のツモリ。) これは3月から見つめて書いて消して繰り返して今まで下書きにいました。 なのでも

      • 先回り先回り

        先回り先回り。 先回りは良いことだ。 だけど。 歯医者の受付をしていると、子供がたくさんやってくる。 小児歯科、矯正歯科もしているので、いろんな年齢のいろんな子供がやってくる。 しっかりと挨拶をするコ、人懐っこくすぐに駆け寄ってきて話しかけてくれるコ、無言で診察券を出してなにも言わないコ、小さい声でぽそぽそと話すコ、恥ずかしそうに学校の歯科健診でもらってしまった"虫歯があります"の紙を差し出すコ、お母さんに抱えられて入口から大泣きしているコ。 もうほんと、いろんな子

        • 仕事と身体と心。 少しずつ積もったものはわたしの底をどんどん削っていったみたい。 気づいたら、自分の底を見失っていたので、潜って潜って取り戻して。 やっとここに戻ってこられました。 長かった。 気づいたらうっかり怪我をして血だらけになって。指の切り傷をなぜか広げるように雑に扱い、ささくれは引きちぎってしまうし、唇は噛んでしまうのでそこも傷ばかり。いつもにもまして物との距離感覚が雑になり、身体をあちこちぶつけて痣だらけ。 あ、だめだ。これはいかん。 自分の身体をこん

          おじいちゃんとわたしの

          祖父が亡くなった。 わたしが生きているおじいちゃんに最後に触れたのはいつだっただろう。 コロナ禍のなかで一年は会っていないけれど大人になるにつれ、手を繋いだり、ハグをしたりすることも少なくなってわたしは何年もおじいちゃんに触れていなかった気がする。 わたしが小さい頃、つまり20年以上前、おじいちゃんはまだ足腰しっかりしていてよくわたしを抱いて歩き回っていた。 農作業もバリバリにやっていたし、力も強かった。その頃はよく遊んでもらっていて、触れあう機会も多かった。冬におじ

          おじいちゃんとわたしの

          いなくなること

          先週、祖父が急逝した。 前日まで元気に農作業をして、夕食ではワインを飲んで笑っていたそう。 朝、トイレに起きてそのまま倒れ、心肺停止。 救急車で運ばれた。 妹が泣きながらかけてきた電話でそれを知った。 驚いて驚いて息がとまり、無駄にうろうろとした。 数分後に、か細い声で泣く母から懸命な処置も虚しく、一度も心臓は動かず、亡くなったと聞いた。 え、おじいちゃん、死んじゃったの? 自分が出した声を聞いて、現実が押し寄せた。涙が止まらなかった。 コロナ禍だから、緊急

          いなくなること

          告白のインパクト

          今まで恋愛のようなものはこの歳にしてはたくさん経験してきた方だと思う。 そのなかで、一番心に残る告白は。 中学1年生。 相手はひとつ上の先輩だった。 先輩とはいっても、わたしたちは家が近所で昔からよく知った間柄だった。 彼は近所でも少し目立っていてよく知られていた。 髪の毛が少し長くて後ろでくくっていたりだとか、機械が趣味だったりだとか。 いつもちょっと斜に構えていたりだとか。 個性的で目立つ、覚えやすい感じだったのだ。 わたしと彼はお互いを知っていたけれど特

          告白のインパクト

          1秒。

          今、ホームで電車を待っている。 目の前には乗りたい電車の一本前、行き先の違う電車が停まっている。 で、なぜか大音量のブザーのひび割れた音がホーム中に響き渡っている。 ええ…… めちゃくちゃ音でかい。 音が二重になって、より大きくなってしまった。 耳がおかしくなりそう。 にわかに放送が飛び交い、慌ただしくなる。 「業務連絡、業務連絡ただいま4番線…………」 そんな中、わたしは不安になりながらも、なにをするでもなくぼーっと列に並んでいる。 まわりを見回しても誰も慌

          さささむすぎて書けけない

          さ、最近のnoteが滞りがちなわけ。 まあいつ書くかなんてわたしの自由なわけだけども。 それはなぜなら寒すぎるから!! わたしはnoteを帰りの電車で書いている。 で、吹きさらしのホームに佇んでいると手が、手が、キンッキンに冷えてやがるぜ!とばかりにみるみるうちに冷たくなっていくのだ。 もう、本当にわたしの指には欠陥が、じゃない、血管が通っているのか疑わしくなるレベルに冷たい。 なにしろ変換もマトモにできてないのでお察し。 うーん。 世は換気の時代なので、電車

          さささむすぎて書けけない

          美味しいものでできている

          美味しいものが食べたい。 料理をするのは自分の好きなものが食べたいから! カップラーメンも美味しい。 でも、カップラーメンがめちゃくちゃ美味しいのはたまに食べるからであって、自分のご飯がめちゃくちゃ美味しいのは食べたいものを食べているからであって、外食がめちゃくちゃ美味しいのは普段家でご飯をたべているからである、と。 そう、食いしん坊なわたしがいろんなものをめちゃくちゃ美味しく食べるには、自炊も外食もファストフードも全部!必要! バリエーションが増えれば増えるほど毎

          美味しいものでできている

          あけまして七草

          明けましておめでとうございます。 休みも終わって今日から通勤はじまったのでまたnote書いていきます。 今年もよろしくおねがいします。 今年、わたしははじめて七草粥を自分でつくった。 実家にいる頃は1月7日に祖父が七草の儀式をやって、みんなで七草粥をたべるのがしきたりだった。 実家を出てからかれこれ10年程、七草粥を作ったことはなかった。 だって面倒なんだもの、七草買って刻むの。 買ってしまったらなんか気持ち的に儀式やらずにはいられないし。我が家の儀式は面倒なのだ。

          あけまして七草

          自転車サンタ

          クリスマスの思い出といえば、ふと思い出すことがある。 わたしは幼い頃、サンタを捕まえようとしていた。 母にサンタは英語しか読めない、と言われて必死に英語の手紙を書かされた小学2年生の冬。 手紙はとてもとても苦労して書き上げた。 そして母のいう通りに紙飛行機にして北風に乗せて飛ばした。 ぽとっと落ちたのが見えたけれど、あれでいいのかと聞くと母は、そのうちまた北風に乗ってサンタのところまで旅立つから大丈夫だとわたしを丸め込んだ。 大人になってから聞いた話ではわたしが部

          プレゼントをあなたへ

          わたしは誰かにプレゼントをあげるのが好きだ。 ついつい、お菓子をみては、あ、これあげよう。とか雑貨をみてはこれどうかな、とか考えてしまう。 あげたがりなのだ。 それでちょっと悩んだことがある。 わたしは人の心を物で釣ろうとしているのかな? 媚びている? と自分に思ってしまったのだ。 そうかもしれない。だって喜んでほしいし仲良くしたい。好かれたい。不機嫌になってほしくない。優しくしてほしい。 そう思っているし、プレゼントをあげるときそれを期待している気がする。

          プレゼントをあなたへ

          いつかのある夜

          介護の話を久しぶりにしよう。 わたしがグループホームという、認知症の高齢者が何人か集まって暮らす施設で働いていたときのこと。 ある恐ろしい夜のこと。 あれは悪夢のような夜だった。 その話をする前に、レビー小体型認知症、という認知症の種類があることをご存じだろうか。 認知症にもいくつも種類があって、レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症に次いで多いとされる。 大脳にレビー小体という異常なタンパク質が多く発生することで起こる認知症だ。 この認知症の特徴的な症状はま

          いつかのある夜

          今日のごはんは

          人身事故と信号点検のダブルパンチの報を受け、大慌てで乗り込んだ通勤快速、動いてました! やったぜ! こんな嬉しいことはない。 前回は通勤快速が運転中止になってしまい、家に着くまでものすごく時間がかかったのだから。 で、こんな嬉しいことはないという今日、なにを食べてやろうかと考えている今。 かといって家に着くのは21:45程度。 爆速でご飯を作りたい。 理想は20分だ。 20分で出来て、かつ、ちょっと良いご飯。 冷蔵庫の中身……鶏肉……コストコで買ってきた鶏肉の最後

          今日のごはんは

          てんねん

          「天然」とよばれる性格がある。 昔、小学生の頃一時期"天然のてんちゃん"とからかわれていたことがある。 当時はなんかこう、天然とかいわれると生産物扱いされている気がしていい気分じゃなかった。 まあ、天然っていうのはそんなに悪い意味ではないらしいというのは後からわかってきた。 ただ、わたしは天然ではない。 不注意型めちゃくちゃドジで抜けている人間というだけだ。 本物の天然とやらは、発想が不思議で斬新な人のことをいうのだろう。それ故に世間と少しずれて見えてしまったりして