なっちゃん

夫と息子でギリギリの所で踏ん張ってる主婦です。radiotalkで配信も行っています。夫をいつか宇宙に打ち上げりやりたいと思っています。

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最近の記事

一時行方知れずになった話

小学生の時、ほんの一時的に行方知れずになったことがある。 小学生のころは本当にろくな事をしなかった。 授業中キーホルダーで遊んで怒られたり、宿題を自室の引き出しに全部隠し続けたり、図書室の本を側溝に落としたり。 親は割と放置気味な人だったので、口うるさく言われたり怒られたりはあんまりしなかった。 そんなあたしが小学校中学年の頃、事件が起きた。 冒頭やタイトルに書いた通り、一時的に行方知れずになった。 授業が始まってもあたしが席におらず校内を探し回るも居ない。トイレにも隠れ

    • 学校に行きたいと泣いた日

      あたしは健康優良児で小学生の頃は滅多に休まなかった。 年に数回風邪をひくくらいで、それ以外は元気に学校へ行ってた。 例えば友達と喧嘩して気まずくても、大っ嫌いな体育の授業があっても、休まなかった。 話は変わるけど、あたしが通ってた頃は給食がほぼパンだった。 パン嫌いだったあたしは給食は楽しみだけどパンだけは許さなかった。残して帰り道の川にいる魚にあげたりしていた。 水曜日と金曜日はお米か麺だった。その曜日だけは本当に楽しみでワクワクしながら学校へ行っていた。 ある日朝起き

      • 母が強い話

        うちの母は強い。 母は看護師として長いこと病院勤めをしている。 病院にいると酷い怪我や重い病気もよく目にしていた。 そのせいか、ちょっとやそっとのことでは動じなかった。 兄が足の骨折ったときも「捻挫でしょ?」と普通に歩かせたり、自身の指をざっくり切った時も「絆創膏貼っとけばいい」と血がドバドバ出続ける指に絆創膏1枚だけ貼って放置していた。 人の怪我にも自分の怪我にも本当に容赦無かった。 小学六年生のとき、私は足首に火傷をおった。 アホなことに湯たんぽに足首を当てすぎて低

        • 私が芳香剤です

          ホワイトムスクの香りって、大体の人が好きだと思う。 しつこくない甘さで、ふんわり香るとちょっと良い女感も出る。 結婚するときに、家の芳香剤としてホワイトムスクの芳香剤を購入した。 引っ越したところは新築アパート。 白基調の家になんとなくピッタリだった。 この芳香剤は蓋をせず、木の棒を差しっぱなしにしておくタイプのものだった。 玄関の棚に1つ置いて、出かけるときや、帰宅した時に癒されていた。 そんなお気に入りのホワイトムスクでとある事故を起こしてしまった。 ある日、仕事

          じかく

          出産とは命懸け。 妊娠出産は女性の人生の中で とてつもない大きなイベントだ。 妊娠初期にはつわり、安定期に入ってもマイナートラブルは続き、後期は大きなお腹に背骨が砕かれる様な痛みがある。 そして出産。 これはもう、一人の人間の体から一人の人間が出てくるのだから言うまでもなく大仕事。 実際に危険な状態になる人も居るし、何日も苦しむ人もいる。 さて、真面目な話はここまでで、私がいざ出産という時にあった話をする。 私は妊娠初期に重めのつわり、安定期に謎の皮膚疾患、後期には

          クッキー焼いたら…

          クッキー焼いたことある? 私は高校生の時に母がお弁当作りを放棄してからというもの、毎日お弁当を自分で作っていた。 母がお弁当作りボイコットした話はまた別で話すとして、日頃から料理をしていたからそれなりに扱いは慣れていたのだけど、お菓子作りは料理とはまた別の難しさがある。 料理はある程度目分量でも美味しいけど、お菓子は少しでも分量を間違えると大失敗する。 ほんの少しの温度差でも膨らまないだとか、とにかく繊細。 私がお菓子作りに手を出したのも高校生の時だ。 バレンタイン、誰

          クッキー焼いたら…

          じいちゃん

          母方のじいちゃんは優しかった。 共働きで忙しい両親は夏休みや冬休みなどの長期休みの時は必ず母方の祖父母の家へ私と兄を預けていた。 ばあちゃんはまだまだ現役で働いていて、じいちゃんと兄と私の3人で畑行ったり川遊びしたりして過ごしていた。 こう書くと楽しい思い出に思えるけど、実際はほんとにつまらなかった。 田舎だから遊びに行くとこもないし、テレビもあんまりチャンネルが無い。 友達も居ないから遊び相手はずっと兄かじいちゃん。 中学生に上がるまでは夏休みも冬休みもそんなに好きじゃな

          じいちゃん

          迷惑電話の話

          実家にいた頃の話なんだけど、実家って迷惑電話やセールス電話がじゃんじゃかかかって来てた。 車のセールスから神様信じてますかまでバラエティに富んでいた。 いつもは電話を取らず、ただ相手が切るのを待っていたけど、ある日「この電話出てみたらどうなるかな」という好奇心に負けて出たことがある。 まぁ、結果は予想つくけど、セールスの電話だった。 このまま話を聞くだけだとつまらないと思い、自分が思いつく限りの相手したくない人を演じた。 思いついたのは話聞かないタイプのカタコトの人。

          迷惑電話の話

          良すぎるのもダメ

          私が以前バイトしていた職場でとある悩みを持つ男性アルバイトが居た。 彼は学生アルバイトのA君。 元々野球少年で色黒のガタイがっちりなイケメン。そしてお喋りも上手なナイスガイ。 そんな彼の悩みは「目が良すぎること」だった。 目が悪く、ずっと眼鏡をかけている私にとってみれば贅沢な悩み。 「なーんも困ること無かろ?裸眼で大体見えるんじゃろ?ええじゃん!」 と茶化すとA君はニッコリ笑った。 「いや〜!たしかに見えるんすよ!」 すっとA君が遠くを指さした。 指していたのは20

          良すぎるのもダメ

          ぐうたらな主婦です。

          こんにちは、なっちゃんと申します。 私は今、九州の端っこで夫と甘えん坊の息子と3人で細々と暮らしています。 ヤマもオチもない田舎者のちょっとした日常を書いてこうと思っています。 大事件は起きないけど、クスッと笑い話になればいいなと思っています。 私が最近までメンマは木の皮だと思っていたことや、トイレの鍵をかけ忘れ続けた高校時代のことや、出産時に助産師さんから伝えられた私のおしり事情など、大きな笑いは起きない程度の話になりますが、誰かの目にとまり、笑ってもらえればと思います。

          ぐうたらな主婦です。