シフトは月一度毎月15日までに提出締め切り厳守【詩】

バイト先の備品ボックスの中に入っていたプラスドライバー。
これで世界を変えられるかもしれないと思ってさ、ステンレスのテーブルを少し傷つけてみたりしたんだ。
痣のできてしまったテーブルはやり返しても来ないからどうてことないけど、
どうやら世界は変えられそうもないな。

休日昼下がり、春風の名残が気持ち良く体を巻き込んで走っていく。
退屈だ、足りないな、
朝よりも昼よりもどちらかというと夜が好きだし、正義のヒーローよりも親友無個性が好きだし、焼肉よりも蛸の刺身が何よりも好きだ。
それでも冴えない、溶けない、輝かなく、
濃いメガネ薄い顔にも勝てない。

何もまだ壊せてないじゃんか。

申し訳ございませんでした。