File1.やってみたいの取捨選択師、Hirotoさん
いいのひろとさん。
カナダ留学1年、オーストラリア留学4年の留学ベテラン。
現在オーストラリア・メルボルンにてMelmeetという留学生を中心としたコミュニティでイベントの企画実行などをしながら、個人でも"やりたいこと"を常に探してやってみる人。
私なりに彼を紹介して、と言われたら1番最初に出てくるのは、人のことをよく見ていて、人の為に気遣いができる人だということ。
自分で自分をずるい人間だと言いながら、人への気遣いが半端じゃない。
それもよくいる、気を遣うことで安心するタイプではなく、本人からはほぼ無意識で生まれる気遣い。
人と一定の距離感を保ちながらも周りをよく見ていて、人の内面の奥底の小さな、でも確かな引っ掛かりに気付いて、声を掛けられる人。
人によっては、無意識でする彼の行動に、「ずるいなぁ笑」と思う人もいるかもしれない(というか私は思った笑)が、それはもちろん悪い意味ではなく、彼の人柄を理解した上で生まれる、小さな皮肉を含んだ尊敬だと思う。
加えて、彼の良さを羅列するなら
・人の話を聞くことに長けている。
基本的に傾聴の姿勢が整っている。物事をフラットにみることができるので、人の話を聞き、自分の意見を持ちつつも、言うべきことかそうじゃないかを見極めて伝えられる人。
・楽しいことに対してとことん純粋。
故に時々子どもっぽいと言われるらしいが納得のコメント。笑
でも大人になってから純粋に物事を楽しむって、なかなかできないので、彼のとことん楽しむ、ちゃんと本気になるっていうスタンスはとても素敵だと思う。
・マネジメント力がある。
物事を効率よく進められる、文字だけで見ればそんなに珍しい特性ではないのかもしれないけど、今置かれている状況や、そこに必要なこと、やりたいこと、足りないこと等を冷静に分析し、優先順位をつけて実行することができる。
これは彼個人の計画性や、時間の使い方の上手さももちろんなのだが、それだけではなく、組織の中で他人と物事を進める状況でも存分に活きていて、物事を実行する為にはだれが適任か、人の特性を見極め指示を出すことがとても上手。
彼のコミュニケーション能力の高さと、人の本質を見る目があってこそできること。
本人は人を束ねることは向いてないと言っていたが、彼自身に人望があるので彼についてくる人は多いのだと思う。
ここまでは私が今までの彼との付き合いの中で感じていた、彼の魅力。
そして今回、記事を書くにあたって、改めて話を聞いて知った彼の魅力は
”やってみる”の精神がすごい。その上で自分にとって必要か、好きか嫌いか、取捨選択の能力がある、ということ。
すごい、という漠然とした表現を使うべきではないのかもしれないが、とにかく楽しそう、面白そう、やったことない、やってみようという気持ちの動きに対してフットワークが軽く、その行動の幅も多岐に渡っている。
そもそも彼が海外留学を始める時、"海外に行きたい"とは思っていなかったらしい。
それが、カナダ留学の3ヶ月目にして、カナダワーホリ後のオーストラリア留学を決め、オーストラリアに来る時には2ndビザをとって2年滞在する事も決めていたという。
オーストラリア・ブリスベンに到着するも、人が少ない、つまらない、と滞在2日でメルボルンに移ることを決めた。
メルボルンに移り、様々な人と出会い、やったことないな、面白いかも、やってみようの気持ちを軸に、留学生向けのコミュニティでイベントを企画したり、営業をしたり、趣味を共有できるサークルを作ったり。
その後ファームでは、2ndビザの取得に必要な90日を超えて1年滞在。
ファーム生活を終え、メルボルンに戻って2ndワーホリ期間を終えた今現在も、学生ビザで滞在しながら、友人らとバスケットボールのサークルを作ったり、新たなコミュニティMelmeetでイベントの企画実行をしたりしつつ、常に「面白そう、やってみよう」を続けている。
また最近では、彼の経験や行動力を買われ、留学生50人の前で話をする事もあったそう。これも人前で話すとか向いてないと言いながら、「でもやったことないからやってみよう」という気持ちの動きから引き受けたという。
人間だれでもそうなのだと思うが、人生は取捨選択の連続。
彼は、自分でやりたいことを積極的に"取"りにいく力も、好きじゃない必要じゃないと思ったことを"捨"てる力も、両方持ち合わせているし、その判断に迷いが少ないように見えた。
ここで、私が一番驚いた、彼の今 "やってみていること" を具体的に例にあげれば、彼のフットワークの軽さやその多岐にわたる活動の広さ、私が言う"彼のやってみようの精神がすごい"という部分がもっと伝わるのかもしれない。
でも、今ここでそれを書いて、彼の活動の幅に何となくの目安が付いてしまうより、まだまだ広がりそうな彼の魅力を、これからの彼自身が形にして魅せてくれるまで、その可能性にかけて、ここでは黙っておこうと思う。笑
というのも、彼自身の中ではまだ、本当にやりたいことが見つかっている訳ではないらしい。
だからこそ、常に、やったことがない、面白そうだからやってみようという、心の動きに対して素直に行動しているのだろう。
その過程を今は楽しんでいる。
その手段として今はMelmeetという場所に身を置いて、普通のワーホリ留学とは違う、やったことのない、面白そうなことをどんどんやってみている。
そう話す彼の話を聞いて、やりたいことをしっかりと見つけてやっている人ももちろん素敵だけど、やりたいことを探す過程を楽しむのもまた素敵だなと思った。
その一方で、人生という大きな時間を、ある意味割り切って過ごしているようにも見えた彼。
時間は有限だからやりたいことやらなきゃとか、これをやりきるまで死ねないなとか、思う訳ではなく、極端に言えば、人生を暇つぶしの一種ととらえ、暇つぶしをいかに楽しくするか、その為に取捨選択をして楽しいこと、やりたいことを常に求めて行動しているような感じ。
だからこそ、焦りもなければ、素直に、ただ今を楽しむという事が出来ているのだと思う。
面白そう、楽しそう、と思うことはきっと誰しもよくある。
結局はそれを行動に移すかどうか。
やりたいことがないなら、心が少しでも動いた瞬間を逃さずに、"取"る、"やってみる"選択をする。
そしてそれを全力で楽しむ。
楽しめなければそれを"捨"てて次に進む。
"捨"てると言うと聞こえは悪いが、その選択肢やそれに費やした時間が無駄だったわけではなく、やってみなくてはわからない、自分にとって必要か必要じゃないかを判断する為に、必要だった時間。必要じゃない、やりたくない、という答えを得て、次にもっとやりたいと思うことへ進む、という選択肢を"取"っただけのこと。
次にまた新たに心動くものを探す。
File1.いいのひろとさん
やったことない、面白そう、を動力にやってみる。
やりたいことの取捨選択をしながら、その過程を楽しめる魅力的な人。
彼のやってみた、が やりたいこと になる瞬間がとても楽しみ。
取材一人目で、これだけ膨大な量を書いてしまって、私は不安でたまりませんが、今の私の気持ちにもリンクした、貴重なお話を聞けてよかったです。
ありがとうございました!!
ひろとさんのドキドキワクワクが、形になるのを楽しみにしています!!
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