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成清海苔さんの焼きのり

残り少なくなるとソワソワしてしまうもののひとつが、おにぎり用の焼きのり。子どもの朝食やお弁当に欠かせない存在。

一昨年の年末、数年ぶりに高熱が出たとき。家族から「何を食べたい?」って言われても、食欲ないし、出されたものも食べたくないし。でもさすがに心配したのか、息子が炊き立ての小さなおにぎりに、成清海苔さんの焼きのりを巻いてくれました。

まだ食欲ないんだけどなと思いつつ、ひとくちサイズのそれを手にとったら、海苔のいい香りがパーっと広がって。その瞬間、「あ、食べたい」って思ったのです。食欲復活。ひとつ食べれるかなと思って食べ始めたのに、美味しくて美味しくて、2つもたいらげてしまいました。

それまでも成清海苔さんの海苔は愛用していたのだけれど、あれだけ鮮明に香りを感じたのは初めて。高熱を出したあと、身体のセンサーが繊細になっているタイミングだったことも影響していると思うけれど、そういうときって、ダメなものもダメになっている。そして良いものはとても良いものだということが、頭でなく体でわかるんだなあと思うのです。


有明海に近いこの地域では、おいしい海苔がいつでも手に入ります。寿司のりをいただいたくこともしょっちゅうで、家に海苔があるのは当たり前。そんななかでも別格の成清海苔さんの海苔。

焼き海苔にも海苔の質ごとにさまざまな商品があり、味海苔やふりかけなども販売していらっしゃいますが、ここ最近の私のお気に入りは断然、この焼きのりです。全形20枚だから、2枚に切っても40個分、3枚に切ったら、60個分。おにぎりをしょっちゅう作るから、この枚数もほんと助かる。

「無酸処理」そして「無添加・無着色」の海苔でもあります。そのあたりのこともホームページに書かれているので、興味のある方はぜひに。

オンラインショップでお買い物もできるけど、機会があれば、福岡県柳川市の店舗にも行ってみてください。優しい笑顔の奥様と店主さんが迎えてくれます。

うちの息子も成清さんご夫妻が大好き。息子の活動をいつもおふたりで応援してくだっていて、本当にありがたいな。


そうそう、成清海苔さんの店舗のすぐそば(徒歩20メートルくらい)には、「からたち文人の足湯」という無料の足湯があって、北原白秋や檀一雄、長谷健などの柳川ゆかりの文人がパネルで紹介されています。

柳川に川下りやうなぎを食べにきたときに寄ってみるのもよさそう。まだまだ暑いけど、もう少ししたら温泉の季節到来ですよね!

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