見出し画像

潜在意識を担当する臓器

仕事のチームメイトと生命保険についての話になった。最近、保険の見直しを頼んだらしいのだけど、ここ数年で保険がいろいろ進化しているから、見直ししてみてもいいかもね、と教えてもらったのだ。

私も生命保険に入っているけれど、実は永久的に保険料の払込が必要ない。つまり無料。15年ほど前に大病をしたあと、保険料の払い込みが必要なくなったのだ。細かいことは忘れてしまったけど、保険契約上の特定疾患みたいなものに当てはまったのだと思う。

そんな話をしたら、今度ゆっくりそのときの話を聞かせてほしいと言われた。その経験が今の私を作っていそうだからって。


あのとき、私は本気で「子どもたちが成人する姿を見届けられないかもしれない」と思っていた。いつ襲ってくるかわからない発作(これがめちゃくちゃ痛いやつで、ほんといつ再発するか考えるだけで怖くて泣きそうだった)、再発したら命に危険が及ぶかもしれないという医者の見立て。

結局、その後に手術を受けて寛解したのだけど、あのときの私が今の私を見たらどう思うだろう。なんだ元気じゃん! って拍子抜けするだろうか。笑


先天的な体の機能の欠損により起きた症状だったけど、私は、それまでの自分の生き方が病気を助長したことを確信していた。病気のタネは自分ではどうしようもなかったかもしれないけれど、症状が発生するまでに自分の生き方や考え方、選択が絶対に関わっている。

それからしばらくあとに出会ったのが、「病気は才能」という本だった。

病気になった自分をどこか責めていた私にとって、センセーショナルなタイトル。自分の体の症状から才能が見えてくるんだったら、私も自分の才能を知りたい! と思ったし、病気が治る、元気になるきっかけが掴みたいと思った。

夢中になって読んだのだけど、それから先の人生を生きるための大きなヒントが得られると同時に、いかに自分がそれまで「そう生きてこなかったか」を突きつけられることになった。

私が痛めたのは「膵臓」という臓器。病気になったら発見がむずかしい場所にあると言われる、お医者さんもちょっぴり顔をしかめるような臓器だ。胃の後ろあたりにひっそりと息づいている。

ちなみにお酒を飲む人が罹患するイメージがあるかもしれないけれど、私はほぼ飲酒の習慣がない。

その本の見立てに照らし合わせると、膵臓の才能はこんな感じ。

膵臓的才能1 どんな人とも合わせ、適切に対応できる
膵臓的才能2 現場においてキーマンである
膵臓的才能3 外面的な自分と内面の自分とを統合させる

膵臓はどんな食べ物が入ってきたかを即座に判断し、豊富な消化酵素の中から適切な消化を行なうことを担当する臓器で、その働きは、内分泌系と外分泌系にわかれている。小さいながらに、かなり重要な臓器。

そして膵臓(脾臓)は、潜在意識の担当だと位置付けられている。

ここからは私の勝手な想像だけど、私の膵臓がうまく機能していなかった、うまく活用できていなかったということは、つまり、

・物事や情報が適切に消化できていなかった
・内と外のギャップが大きく統合されていない
・潜在意識と顕在意識がかけ離れすぎている

っていうことだと思っている。だいぶ意訳だけど、簡単な言葉にしてみるとこんな感じ。これが私の性格やこれまでの生き方として表れていた。

もっというと、外面がいい人で、情報ばっかり取り入れてる頭でっかち。


この「病気は才能」という見立てがおもしろくて、当時、本の著者であるおのころ心平先生が主催するカウンセリングツールの学びに参加することにした。これが私が心の世界に足を踏み入れたきっかけにもなった。

西洋医学の恩恵を受けながらも、同時に自分の内側から変わっていかないとやばいと感じとっていたから。そうじゃないと、きっとまた同じことを繰り返す。本気で私は変わりたい、子どもたちの成長をこの目で見届けたい。

だいぶ端折るけど、ここから自分の内側と外側を統合する旅が始まって、今、12〜3年がすぎたところ。ようやく、ようやく旅の風景が少し変わってきたかなあ。

だいぶ内側と外側の統合は進んできたと思うけれども、ここ最近になって、もう一歩、深いところでの統合を試みたいと思っている自分がいる。それで以前から受けてみたいと思っていた長期のプログラムを受けることを決めた。

私にしてはけっこうチャレンジングな内容と時間と金額で、申し込みボタンを押すまではすごくドキドキした。家族に伝えるときに緊張もした。


だけど夫も子どもたちも「いいね。やってみたらいいじゃん!」となぜか即答。反対されるとはまったく思ってなかったけど、ここまで前向きに応援されるとも正直思ってなかった。

でも家族の反応って、私の内側がダイレクトに現れるところだから、そういう意味では、私は本当にそのプログラムを受けたいと思ってたんだなと理解した。


このnoteも立ち上げたはいいけれど、何を書くつもりなんだ? としばらくフラフラしていたけど、このプログラムを受けるにあたっての変化や気づきを記す場にしたかったのかもしれない。

そんなこんなで、かなり自分語り中心になりそうな気配ではありますが、どうぞよろしくお願いします。







いいなと思ったら応援しよう!